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更新日:2009年03月27日

今、聴かれるべき 泣ける歌 「一粒の種」

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癌に冒され余命3ヶ月を告げられた男性が亡くなる3日前に残した言葉を元に生まれた曲「一粒の種」。様々な人の様々な想いと共に、これから聴く人達と共に育っていく曲です。

文章:常木 晴亮(All About「J-POP」旧ガイド)

今、聴かれるべき 泣ける歌 「一粒の種」

■ 砂川恵理歌 「一粒の種」 作詞:中島正人・高橋尚子・下地勇  作曲:下地勇

一粒の種
砂川恵理歌 『一粒の種』
売り上げの一部は「ホスピスケア研究会」に寄付され、癌のよりよい終末期医療の普及発展と患者とその家族の心身のサポートに役立てられるそう
「一粒の種」は癌に冒され余命3ヶ月を告げられた男性が、亡くなる3日前に残した言葉から生まれた曲です。

その言葉を預かった担当看護士はそれをひとつのポエムにまとめ、1つの歌にすべく同郷、宮古島のシンガー・ソングライター 下地勇(しもじ いさむ)に託します。

「死にたくない」という切実な想いを受け止め曲にする難しさから、一旦は断るなど苦悩を重ね1年がかりで「一粒の種」を産み落とした下地は、CD化にあたり一人のシンガーに曲を授けました。

それが砂川恵理歌、だったのです。

「一粒の種になりたい」
この世を去らなければならない無念さが滲むオリジナルのポエムは、生への執着も生々しく壮絶で、延命治療を拒んだというこの男性が最後まで「生きた」事の証になっている。

「一粒の種になるよ」
そして1つの楽曲として再生された「一粒の種」は下地と沖縄の名ギタリスト ローリー・クックだけで演奏されるシンプルなバッキングと、安易に歌い上げてドラマティックに展開することを良しとしない(いつでもそこに行けるだけの歌唱力があるのに、だ)砂川の抑制が利いた歌によって「解放」され淡い光を放つ。

この曲を今、リアルタイムで共有出来ることに感謝したい。
人から人へと託されていく「一粒の種」。
これはこれから聴く人達と共に育っていく曲です。


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(執筆者:常木 晴亮)

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