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更新日:2008年08月08日

スキマノザラシ 『キイ』 インタビュー

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これはもしかしたらとんでもない傑作で、もしかしたらとんでもない人達だったのかも。「1st.を出した頃のスキマノザラシ」にインタビュー出来るのは今しかない。そんな機会を逃さない為、京都へ行って来ました

文章:常木 晴亮(All About「J-POP」旧ガイド)

1st.アルバムらしからぬ1st.アルバム
スキマノザラシ 『キイ』

ROCKバンドの1st.アルバムは「速い、恐い、青い」のが普通で、そこにティーンエイジャーが共鳴したりするわけですが、スキマノザラシの1st. 『キイ』 はそれが少ししか当てはまらないアルバムだ。

キイ
スキマノザラシ 『キイ』

【収録曲】

  1. アゲハ
  2. 蒼白の子供
  3. レンズ
  4. 月光
  5. スネイクリバージャンプ
  6. ミルキーウェイ
テンポの「速い」曲は確かにあるけど性急さは感じられない。「恐い」のはジャケットを含めて結構あるな。怖い曲もあるし。

そして予想に反して全くないのが「青い」部分だ。「傷」の様に激しい曲が入っているにもかかわらず、まるで全てがモノクロームに塗り潰されてしまったかのような静けさが全編に漂う。

1曲目はなんと9分もあるスロー・ナンバーの「アゲハ」。これは16歳の子供には解らないだろう。

「みたいなかんじ「ごねさらせ」ブタよ」と歌われる「スネイクリバージャンプ」。こんなの聴いたら16歳の子供はそれをセリフとして吐きたくなって、そういうシチュエーションに身を置いてしまうだろう。

そして大人は「線路の下にへばりついた蝶 雨が強くていまは飛べない」という歌詞(「ミルキーウェイ」)の「いまは」という部分に泣く。

これはもしかしたらとんでもない傑作で、スキマノザラシってもしかしたらとんでもない人達だったのかも。「1st.を出した頃のスキマノザラシ」にインタビュー出来るのは今しかない。そんな機会を逃さない為、京都へ行って来ました。

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(執筆者:常木 晴亮)

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