文章:常木 晴亮(All About「J-POP」旧ガイド)
森広隆とギター
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| 森広隆とCYCLONE |
ガイド:LIVEのMCで、最近また改めてギターが面白くなってきたというようなことを仰ってましたが。最初からギターだったんですか?
森:いや、最初はキーボードだったんです。17歳位だったかな、作曲をしたいと思ってまずキーボードを買って、和音の仕組みとか勉強してたのが最初で。自分の曲にカッティングの音を入れたくて、打ち込みでやってみたんですけどショボくてだめで。
やっぱりヘタでもギターで入れた方がいいなぁって思って。ギターって誰かしら余らせてたりするじゃないですか、押し入れに眠らせてたりとか。それで知り合い中を探したら真っ赤なストラトもどき(笑)みたいのが見つかって。それを借りてきて弾いてみたらイメージ通りの音が出た。というか出しやすかったんですよね。
それでカッティングは直感的に出来そうだなぁって感じて。で、ギターで作曲してみたらそれも出来たんです。
ガイド:ギタリストとヴォーカリストの比重はどんなものなんですか?
森:だんだんギタリストが大きくなってきてはいるのかなぁ。ヴォーカリストとしては勿論、もっと表現できるようになりたいとかって意識はあるんですけど。
最初は作曲しかやっていなかったんです。作曲家になりたかったのかな。だからヴォーカリストもギタリストも後から付いてきたというか。歌も誰か上手な人がいたら歌ってもらえばいいや、そう思って作ってたらみんなが歌った方がいいよって言ってくれて。そうかなぁってちょっと調子にのって(笑)
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森広隆の『CYCLONE』 愛用ギターのモデル名をそのままタイトルにした2003年作 |
ガイド:もっとバリバリにギタリストっていう感じだと思ってたら、そうでもないんですね。割と打楽器的に弾きますよね。
森:そうですね。リード・ギターはリズムに比べると苦手で。『CYCLONE』のジャケットとか見ると凄い弾けそうに見えますけど(笑)
リズム・ギターは - あくまで当社比、ですけど - 他の楽器よりも思ったことがすぐに出来るんです。これでやっていけるって言う根拠のない自信みたいなのは、楽器に関してはリズム・ギターだけかなぁ。
森広隆とラブハンドルズ
ガイド:去年10月のラブハンドルズとの2マンLIVE※で共演があったり、それより前だと
『RAINBOW SEEKER』(2004)のブックレットにスペシャル・サンクスで彼らのクレジットがあったりしますけど、古いつきあいなんですか?
※ 2マンLIVE
2007年10月3日 吉祥寺 star pine's cafeで行われたラブハン主催のシリーズ・イベント「Good Crew Night」(通称グックル)のこと。森広隆バンド+溝下創の「共生」やラブハンドルズ+森広隆=森ハンドルズでの演奏も披露された森:結構古いですね。溝っち(溝下創)とは家が近かったりしたし、若林(利和)君にはギターを借りたことなんかもあります。彼らもソニーを離れてインディーズで、境遇が似てるし。
ガイド:年も近いんですよね。
森:同い年ですね。僕が早生まれなんで学年が一緒っていうのかな。ま、初めて会った時から溝っちは40代半ば過ぎみたいな(笑)渋いギターを弾いてましたね。
ガイド:(爆笑)グックルの時の「共生」のブルージーなプレイなんて凄かったですもんね。でもあれ、なぜか自分のバンドで出さないんですよね。
森:そうなんですよね!あのバランス感がまた不思議なんですよね。僕らはあれをもっと全面に出せばいいのにって思っちゃうんだけど、違うんでしょうね。彼のプロデュース感覚としては。あの溝っちのブルースマンな佇まいとか生き方とかと、曲づくりのギャップってほんと面白いですよね。
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