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更新日:2007年04月30日

騒音寺 新作発売記念インタビュー その弐

編集部 All About 写真

騒音寺インタビューの続編は、鉄壁のアンサンブルでどんな楽曲でもジャンル「騒音寺」として昇華してしまうバンドの各メンバーについて、NABEに語ってもらいました。

文章:常木 晴亮(All About「J-POP」旧ガイド)

待たされた甲斐あり!の傑作、騒音寺 『騒-Gaya-』

騒-Gaya-
騒音寺 『騒-Gaya-』
クレイジーケンバンド(関連記事はコチラ)がSOULを根っこに持ったボーダーレス・グループだとすると、騒音寺はROCKを根っこに持ったボーダーレス・グループだと言えよう
誰が何と言おうと傑作である。

LIVEで小出しに披露されてきた数曲を聴いていた筆者は、このタイミングで地に足のついた「騒音寺トラディショナル」的なアルバムを出すんだな、R&R宣言なんだなー等と呑気に構えていたのですが、1回聴いただけでひっくり返ってしまいました。

これ、ホントに勝負作じゃん!JAZZやBLUESは当然の事、リズム歌謡や民謡等もすっかり咀嚼して消化して昇華した全13曲は、もうジャンル「騒音寺」としか言いようが無く、『今回「和モノ」は無いですね』 なんて訊いた自分がちょっと恥ずかしー!

新曲がまとめてプレイされた3月17日のステージを観た時に初期の代表曲「ニグロの血」※がすっかりクラシックに聴こえたのですが、それはあながち間違いではなかったようです。インタビューの時にこの事をNABEさんに言ったら、「どうしても昔の曲にしがみついてしまうんだな」なんて笑っていたけれど、これはもう完全に次のステージに入っていますな。

※「ニグロの血」
アルバム 『Big Ship Comin'』(2002)に収録された、彼らの基本とも言えるR&R

サウンド面でも飛躍、有り

アルバム『騒-Gaya-』の幕開けとなるのが「Rock and roll(will never die)」。「ロックンロール」、「エイトビート」、「ミラーボール」……こんな単純なROCK言語を(ギャグじゃなく)使って楽曲をトバす事が出来るのは、作詞者と演奏者の力量が本物である証拠でしょう。

メロディも歌詞もただゝロマンティックな「星の降る夜」と、ドリフみたいなメロディに、飲み過ぎて他人の靴を履いているようなただゝダメなダメ人間が登場する「あほうな仲間」が同居する様は本当に痛快です。

録音、MIX、マスタリング&共同プロデュースをママスタジヲ小泉大輔が手掛けており「騒音寺のCD」に新しい味わいを注入する事に成功しています。簡単に書けば、音が良くて聴きやすく、そして「面白い」。

特に「かわいそうなあの子」の細やかで工夫が凝らされたミキシングが特筆もの。騒音寺のCD Reviewでこんな事を書くとは思ってもみませんでしたが、これは是非ヘッドホンで聴いてみてほしいものです。



騒音寺 『騒-Gaya-』
  1. Rock and roll(will never die)
  2. きかん坊
  3. 星の降る夜
  4. Drugstore boogie
  5. かわいそうなあの子
  6. 薮の中
  7. ガタゴト
  8. となり村から
  9. Gaya
  10. 墓に唾をかけろ
  11. 遙かなる旅
  12. あほうな仲間
  13. I'm walkin'

→次のページ は「NABE、メンバーを語る」

(執筆者:常木 晴亮)

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