文章:常木 晴亮(All About「J-POP」旧ガイド)
熱にうなされた様に「騒音寺、SO-ON★G、そうおんじぃ~」と言い続け、そろそろワンフーの提灯(ちょうちん)記事じゃないの?と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、提灯でも片棒でもなんでも持たせていただきます。そんなバンド、なんです。
騒音寺1年7ヶ月ぶりのニューアルバムは2007年4月27日発売、タイトルは
『騒-Gaya-』。
彼らが新作を出すなら音専誌が黙っている訳ないから東京で「取材日」が設定されるだろう、そう踏んでいた私(横浜在住)。インタビューを申し込んでみたら「そんな日は無い」という事で京都まで行って来ました。深夜バスに乗って。
京都の老舗LIVEハウス「拾得」にて中心人物NABEへのインタビューしてきました。さてさて、聞きたい事や話してみたい話題が、沢山あるのだ。
NABE、バンドの醍醐味を語る
ガイド:去年のLIVEで、NABEさんのとても思い出深いMCがありまして。それは「もっともっと練習して(から録音する)~」というものだったんです。いよいよ新作出すのか!って期待したからコケましたよ。まだ練習するんかい、と。
NABE:練習、しますよ。TAMUが練習、好きだから。スタジオに集まるじゃないですか。で、TAMUだけ居ぃひんなぁってなって、来るまで待合室で待ってようって言ってたら「ギッ」ってスタジオのドアが開いて、中からTAMUが出てきた!って事もありました。先に1人で練習してた。
僕は家で詞を書いたり、曲を書いたりするのが一番好き。アレがバンドの醍醐味だと思うんだけど(笑)。
ガイド:バンドぢゃないじゃないですか(笑)。
NABE:テレビも何にも見ずにね。たまに本読んだりレコード聴いたり。その時が一番至福かなぁ。
インスピレーションが湧いてきたものをいつでも書きとめられるようにメモが置いてあって。そして貯まったそれを紐解きながら詞を書いていって。最後はそれを本当の作品にする為にいろんな所を削って削って。サビをここに持ってこようとか……そうしてる時が一番シアワセ。
ガイド:成る程。NABEさんが書く詞は、シンプルな言葉で書かれているけれど、あそこまでいくのには凄く遠回り、というか揉んでるんだろうなぁっていうのは感じるんですよね。でも、それだけ心血注いだ歌詞を何故かブックレットに載せないですよね。
NABE:あんまりそういう声が多いから、詩集出しちまうかとかインターネットに載せようかっていう話はあるんだけど……ただね、そうしてしまうと読んで聴いちゃうでしょ。そうなると面白くないと思うんです。曲として、音楽として聴いてノッてナンボで作ってあるんで。
ちょっとマイナス思考の詞でも明るいメロディに乗せたら前向きになったりするし、逆にしたら哀愁漂うものになったりね。そういう部分を楽しんでもらいたいんですね。