SONAR LEの新バージョン、8.5の実力

A-PROシリーズ、ME25などにバンドルされる

SONAR 8.5 LEが最初にバンドルされるA-PROシリーズの32鍵盤モデル、A-300PRO

これまでRoland、EDIROL、Cakewalk、BOSSという各ブランド製品にバンドルされてきたソフト、SONAR LEというものをご存知でしょうか？　これは名前からも分かるとおり、CakewalkのDAW、SONARのLE（機能限定）版。

機能限定版とはいえ、実はDAWとして十分な機能、性能を備えており、大方のユーザーにとっては、これで十分に満足できる内容のものとなっているのです。そう、マルチトラックでのレコーディングから編集、ミキシング、マスタリングまで、これ1本でできてしまうのです。もちろん、プラグインのエフェクトも使えるし、プラグインのソフトシンセも利用できるというものです。

そのSONAR LEはSONAR 3をベースにしたSONAR LEから、2007年にSONAR 6をベースにしたSONAR 6 LEへ、そして2010年、SONAR 8.5をベースにしたSONAR 8.5 LEへと進化したのです。

より強力なDAWへと変身したわけですが、これはあくまでもバンドル品で、単体の発売はされていません。まずは、CakewalkブランドのUSB-MIDIキーボード、A-PROシリーズやBOSSブランドのギターエフェクト、ME25にバンドルされて出荷され、その後既存製品においても順次SONAR 6 LEからSONAR 8.5 LEへと切り替えられていくようです。

バンドルソフト名はCakewalk Producntion Plus Pack

SONAR 8.5 LEはCakewalk Production Plus Packとして各種製品にバンドルされる

そのSONAR 8.5 LEですが、製品にバンドルされるのは1枚のDVD-ROMとなります。

そして、このDVD-ROMには、
Cakewalk Production Plus Pack
と書かれています。実は、この名称、従来のSONAR 6 LEでも使われていたのですが、その中身が今回大きく変わりました。

従来はSONAR 6 LEとProject 5 LE、D-PROという組み合わせとなっていましたが、この新バージョンのCakewalk Production Plus Packでは
　　　SONAR 8.5 LE
Cakewalk Sound Center
Studio Instruments Drum Kit
RAPTURE LE
の4点セットとなったのです。

詳細は後ほど紹介していきますが、SONAR 8.5 LE以外の3つはすべてプラグイン型のソフトシンセ。これらはSONAR 8.5 LE上で利用できるほか、ほかのDAWでも利用可能となっています。また面白いのは、SONAR 8.5 LEを除く3つのソフトはWindowsだけでなく、Macでも利用できるのも大きなポイントです。