DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

新コンセプト機材、SONAR V-STUDIO 100登場

4月1日からドイツで開催されているMusik MesseにおいてSONAR V-STUDIO 100が発表されました。約7万円程度になるというこのシステム、従来にはない新しいコンセプトのDAW製品となっています。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

ハード、ソフトがセットになったSONARの新製品

SONAR V-STUDIO 100
2009年のMusik Messeで発表されたSONAR V-STUDIO 100
ドイツのフランクフルトで4月1日より開催されているMusik MesseでRolandから
   SONAR V-STUDIO 100
という製品が発表されました。まだ国内では正式発表されていないため国内での発売時期や価格はハッキリしないものの、価格的には7万円程度になる模様で、DTMユーザーにとっては、かなり気になる製品の登場といえそうです。

名称からも想像できるとおり、これは先日発売されたプロ/セミプロ向けのシステム、SONAR V-STUDIO 700の下位に位置づけられるもので、700と同様にハードとソフトがセットになった製品です。これまでも、SONAR POWER STUDIOという名称で、SONARとハードがセットになった製品はありましたが、これはSONAR POWER STUDIOとは明らかに異なるコンセプトの製品のようです。

つまり、単なるソフトとハードのセット商品に留まらず、これまでにない新しいDAWの使い方を提案する製品となっているのです。


4つの機能を併せ持つハードウェア、VS-100

SONAR V-STUDIO 100
SONAR V-STUDIO 100のハードウェア、VS-100には4つの機能が搭載されている
SONAR V-STUDIO 100という製品をみる上で一番大きなカギを握るのがハードである
   VS-100
です。サイズ的には282.0(W)×180.8(D)×70.2(H)mmというハーフラックサイズよりはちょっと大きめとなっていますが、トップパネルに各種操作子が並び、フロントとリアパネルにはさまざまなコネクタ類が配置されるという形状。見るからに普通のオーディオインターフェイスとは異なるものになっています。

実はここには4つの異なる機能が搭載されているのです。具体的には
   ・オーディオインターフェイス機能
   ・デジタルミキサー機能
   ・コントロールサーフェイス機能
   ・WAVレコーダー機能

のそれぞれです。

では、それぞれの機能をもう少し具体的に見ていきましょう。
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