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6年ぶりの新MIDI音源モジュール登場

6月はRolandが新製品発表会を開催し、6年ぶりとなる新MIDI音源モジュール、Sonic Cellを発表しています。そのほかにもソフト関連数製品が出ているので紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

6月はRolandが発表会を開催



Roland発表会
6月はRolandが渋谷のライブハウスにて新製品発表会を行った
6月は、比較的新製品発表が少なかった感じですが、その中で目立ったのはRolandです。いつもの発表会と比較すると、やや出品数の少ない発表会ではありましたが、それでも渋谷のライブハウスを借り切ってのものでした。

ここで発表されたのは、先日も紹介したSONARの機能削減版であるSONAR Home Studio 6およびSONAR Home Studio 6 XL。そして目玉となったのが、本当に久しぶりのMIDI音源モジュールSonic Cellです。また、DTM関連製品ではありませんが、Rolandのエレクトリックドラムのエントリーモデル、V-Drum Liteという製品も発表されています。

そのほかSoundForge 9の日本語版などが発表されているので、紹介していきましょう。


6年ぶりのMIDI音源モジュール、Sonic Cell


Sonic Cell
6年ぶりのMIDI音源モジュールとして発表されたSonic Cell
ソフトシンセ全盛の現在、ハードウェアのMIDI音源モジュールを接続して使うというケースは減っているようです。とはいえ、以前はDTMのメインにあったMIDI音源モジュールがほとんどないのはちょっとさびしいところです。

Rolandは2001年にSD-90を発売して以来、YAMAHAも2000年にMU2000を発売して以来、新製品がなかったのですが、久しぶりにSonic Cellという製品が登場しました。Rolandとしては、まさに6年ぶりという製品です。


その音源のエンジンとなっているのは、Rolandのシンセサイザ、Fantom-Xです。PCM系のシンセサイザですが、非常に力強いサウンドを楽しむことができます。

従来のMIDI音源の概念を変える新コンセプト


Sonic CellはUSB接続でPCからコントロールできるのですが、時代も変わったため、従来のMIDI音源とはややコンセプトも変わってきています。最大の特徴は、USBメモリを接続することができ、ここに入っているMIDIファイルやMP3ファイルなどの再生が可能ということです。

つまり、これ単体でオケを鳴らすことができるわけで、PCやシーケンサなしに、これだけで演奏できるのはかなり便利です。とくにMP3の再生ができることで、オーディオが扱えるのは大きなメリットです。

さらに、Sonic Cellにはオーディオインターフェイス機能も搭載されているので、単なるMIDI音源モジュールに留まらない、幅広い使い方が可能となっています。

■Sonic Cell(オープン価格:80,000円前後)

【メーカーサイト】
Roland ~ Sonic Cell
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