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ついにCubase 4が発表

独SteinbergがCubaseの新バージョン、Cubase 4を発表しました。2年ぶりのバージョンアップとなる新バージョンではSXの名称が取れる一方、SLに相当する下位モデルはCubase Studio 4となっています。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

独SteinbergがCubaseの新バージョン、Cubase 4を発表しました。2年ぶりのバージョンアップとなる新バージョンではSXの名称が取れる一方、SLに相当する下位モデルはCubase Studio 4となっています。

Cubase SX3の後継、Cubase 4誕生


Cubase 4
約2年ぶりの新CubaseからはSXの名称がとれ、Cubase 4となった
SteinbergがYAMAHAに買収されてから約2年。YAMAHA傘下でCubaseがどのように進化するのか心待ちにしていた人も多いと思いますが、ようやくその新バージョンが登場しました。
国内でのアナウンスはまだありませんが、とりあえずドイツでの発表を元に速報版という扱いでこの新バージョンについて紹介しましょう。

これまでCubase SXを上位に、Cubase SL、Cubase SE、Cubase LE(Cubase LEのみは単体での発売はなく、各種オーディオインターフェイスなどにバンドルされる形で出ていました)というラインナップで進化してきていましてきており、最新がCubase SX3、SL3、SE3となっていました。今回はCubase SX4となるのかなと思っていたら、名称が変更され、
   Cubase 4
   Cubase Studio 4

の2ラインナップとなっています。ただ、従来のCubase AudioからCubase VST、さらにCubase SXへと進化したときのようなドラスティックなバージョンアップではなく、バージョン名が4となっていることからも想像できるとおり、Cubase SX3を引きつぐ新バージョンという位置づけのようです。


外部ソースをシームレスにミックスできるControl Room


Control Room
Control Room機能によって、外部入力もシームレスに扱えるようになった
今回のCubase 4は従来のCubase SX3に対してさまざまな機能、性能強化を図っていますが、その目玉のひとつといえるのがミキサー部です。

基本的なユーザーインターフェイスは従来のCubase SX3と大きくは変わりませんが、Cubase 4においては、ここにControl Roomという機能が追加され、外部ソースを内部のトラックとシームレスに扱えるようになっています。

たとえば外部にあるCDやDVD、テープといった素材をCubase 4のミキサーに直接つなぐことができ、内部のトラックとシームレスに扱うことができるようになっているのです。もちろんバスへの出力も自由に設定することができるので、かなり幅広い活用ができそうです。
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