海外ミュージシャンとリアルタイムに競演できる　ネット経由のレコーディング革命(3ページ目)

MP3を使っているが、WAVへの差し替えが可能

MP3などを利用する各種設定も、難しくはない

このようなリアルタイムでのレコーディングを実現している背景には、オーディオデータに128kbpsのMP3を利用しているということがあります。つまり、プレイヤー側はそのオーディオをリアルタイムでエンコードし、レコーディング側はそれをリアルタイムでデコードしているわけです。


モニタするには、MP3の音質があれば十分といえるのですが、MP3では本格的なレコーディングはできない、と思う人も少なくないでしょう。でも、大丈夫。最終的なテイクが確定したところで、WAVファイルと差し替えることが可能なんです。多少転送時間はかかりますが、必要であれば24bit/96kHzを利用することもできます。そうした点を見ても、まさにレコーディング革命。遠隔地での本格的なレコーディングができるのです。

digital musician netと有料アカウント

今回はあまり詳しく触れませんでしたが、このDMLと表裏一体となるネットコミュニティーとしてdigital musician net（DMN）というものがあり、DMLを使うには予めDMNの会員になる必要があります。スタンダード・アカウントは無料ですが、有料のプレミアム・スタジオ・アカウントでは256kbpsが利用可能なほか複数のサブ・アカウントの作成、スタジオホームページの拡張、Eメールでのテクニカルサポートも利用可能とのことです。

■digital musicianホームページ
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