文章:十時 龍一(All About「競馬」旧ガイド)
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今週の注目馬:ファリダット/NHKマイルカップ
マル外ダービーの頃は個性的マル外が毎年のように出走したNHKマイルCも、不況のあおりかサビれた感じもするわけですけど、今年は超話題なマル馬がいました。
ファリダット(父キングマンボ、母ビリーヴ)です。馬名はアラビア語で“宝物”を意味するそうですから期待の高さが窺えます。さらに父キングマンボといえば04年の当レースで優勝したかと思えば返す刀でダービーを連覇し、生涯の現役成績が(7.0.1.0)というオソろしい馬キングカメハメハを排出しています。母ビリーヴも一時期の短距離界を完全制圧した牡馬勝りの牝馬として語り継がれています。いわゆる超良血といえるでしょう。しかも鞍上には武豊騎手を迎えたとなれば、まさに万全の体制で臨むといえるのかもしれません。
しかしながら、ここまでの道のりは決して平坦でなくクラシック路線に乗り損ねたという感じがしないでもないのは微妙です。松元茂調教師は「母は新馬戦を勝った後、消化不良なレースが続いたので、スピードを全面に押し出す競馬をすることに徹した。結果的に1200メートルしか持たなかったけど、こちら(ファリダット)は距離が持つように調整してきたし、どこからでも競馬が出来る」と言われているみたいですが、逆の見方をすれば距離適性を決めかねていたとも読み取れるわけで、そこんとこをどう捕らえたらよいのでしょうか。
新馬戦でマイル勝ちはあるものの、条件戦の芝2000、オープン(すみれS)芝2200で結果を出せぬまま1400mのマーガレットS勝ち。というこれまでのローテーションには異質な感じもしますし、どのへんがベスト距離なのか今いち掴めません。父キングマンボもどちらかといえば短距離向きだったと言われてますし、母ビリーヴまで考えるともしかして生粋のスプリンターである可能性も捨てきれないわけです。いよいよ悩ましくなりました。
武豊騎手のオフィシャルサイト日記には「今朝は栗東でNHKマイルCのファリダットの追い切りに騎乗しました。少し重いかなという気もしましたが、動き自体はよく、この重さがちょうどいいかなと前向きに考えています。今週あたり、スカッと勝ちたいものです」とコメントが掲載されていますが、これもどちらとも取れる微妙なニュアンス。ましてや、相手強化で距離延長で重賞初挑戦で初の長距離輸送と課題が多いのも不安要素となりそうです。ますますどっちつかずな雰囲気が漂ってしまう困った宝物のファリダットなんでしょうか。
そんなところで、私的な結論は出しました。続きはRyu's Eyeにて・・
・・・・・まだまだあるよ・・・・・