文章:十時 龍一(All About「競馬」旧ガイド)
どー考えても納得いかん。2002年度新規騎手免許試験の第1次試験合格者の中に、公営・笠松競馬の安藤勝己騎手(以下アンカツ)の名前がなかったことについてだ。もちろん公営ジョッキーが現役のまま『中央』の騎手試験を受けること自体が前代未聞ではあった。しかし41歳という年齢を超えたチャレンジにエールを送った競馬ファンも多かったはずだ。
どーせ正式に公表はされないだろうが、噂では体力測定(跳び箱?)の成績が悪かったから、などと囁かれている。もしかすると一般教養(国語とか数学とかの試験もある)の点数が足りなかったのかもしれない。真相を知っているのはJRAの人だけであるからして憶測の域は出ない。(きっとメディアだって公には腰の引けた報道しかしないだろうし)
だがしかし、それがなんだと言うのだ!
だいたい日本の免許制度ってなんだ?フルイにかけるだけの受験制度はもとより、いくら腕が悪くても取り消しにはならない医師免許などなど。クルマの免許取り消し処分になり、実地試験を受けたところ「ヘンな癖がついている」という理由で落とされてしまった、という私の友人の証言もあるぞ。そんなツマんない免許制度のために、アンカツが選択した道が閉ざされるのは寂しいことだ。
すでに3000勝(中央で通算146勝・重賞8勝)もあげている一流ジョッキーのアンカツに、その仕打ちはないんじゃない。というのが個人的感想である。今回、合格した『競馬学校卒業』の10人のワカモノたちよ、(馬を操ることにかけては)キミたちよりも優っている人間が落とされてしまったのだ。そのことを十分キモに命じて、しっかりと騎手生活を送ってほしい。(これは皮肉であり、別にウラみはない)