文章:五十川 晶子(All About「歌舞伎」旧ガイド)
市川家のお家芸「歌舞伎十八番」の元祖たる狂言の五役に挑戦。それも空中浮遊あり!
2008年1月新橋演舞場は、なんと市川海老蔵が鳴神上人はじめ5役に挑戦する『雷神不動北山櫻』の通し狂言! 『鳴神』『毛抜』『不動』などの歌舞伎十八番の演目は実はそれぞれこの『雷神・・・』の一幕なのである。
初演は1743年、明治から平成にかけても再演されたが、今回は現代に合った構想と脚本で上演される。海老蔵は粂寺弾正、鳴神上人、早雲王子、安倍清行、不動明王の五役。共演には市川猿之助一門の役者が顔を揃える予定。
なんと、宙乗りじゃなくて「空中浮遊」というスペシャルな演出もあるというからもうこれは見逃せない!
宙乗りの演出は歌舞伎ではもはや珍しくないが、でもやはり劇場で役者がふわりふわりと宙を舞っているのを見るのは、理屈じゃなくて楽しいものなのだ。