「宮廷女官チャングム」イ・ヨンエ来日会見

華のある女優がステージに立つと、場がぱっと輝きます。ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い｣で主役のチャングムを演じたイ・ヨンエもそんな女優の一人です。５月に来日したイ・ヨンエが記者会見で語ったことも、とても品があって、華がありました。ドラマの世界からそのまま抜け出してきたような素敵な女性、イ・ヨンエ。　ドラマとは一転、深みある演技を見せた映画『親切なクムジャさん』についても語ってくれました。

「『チャングム』の魅力は人と愛」

韓国の吉永小百合とも言われるイ・ヨンエ

―日本では現在「宮廷女官チャングムの誓い」が大人気ですが、どのように受け止めていますか。
「韓国での放送後２年が過ぎているにもかかわらず、皆さんがいつまでもチャングムを応援してくれることを非常にありがたく思うと同時に、こんなに人気が出るのだったらもっと頑張ればよかったと思ったりもしています（笑）。すばらしいドラマが国境を越えて人気が出ているということは、とてもうれしい気持ちです」

―イ・ヨンエさんが考える「チャングム」のドラマの魅力とは何でしょうか。
「このドラマの一番の魅力は、人と愛、つまりヒューマニティーとラブだと思います。基本的な道徳というものは、国家や言葉を超えるのです。ドラマの中に出てくる言葉は難しくても、基本的なものは国が変わっても通じるということを、このドラマから学びました」

美しさの秘訣は……！？

―イ･ビョンフン監督が、「イ・ヨンエさんがドラマの長い撮影中にも風邪もひかず健康管理をしっかりしていたことに感謝している」と言っていますが、健康管理と美しさの秘訣を教えてください。
「ありがとうございます。ドラマというのは、俳優も大切ですが、実は一番大切なのはドラマ全体を引っ張っていく監督なのです。監督のお気遣いや忍耐がなければ、イ･ヨンエという女優も存在せず、このような作品も生まれなかったと思います。監督からは多くのことを学びました。また、ドラマの撮影現場では大変なことも多くありましたが、ドラマに対する人気が非常に高かったので、それが自分を支えるエネルギーとなり私を後押ししてくれたのだと思います。ドラマが終わってからは、10日間ぐらい寝込んでしまいました。美しさの秘訣に関しては……日本のほうが美容にすごくいいものがあるときいていますので、私が教えてほしいぐらいです（笑）」

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