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俗字? 異体字? 出演者欄表記の難しさ

黒沢と黒澤、長島と長嶋。同じようでいて違うのは「異体字」を使ってるから。当人にとっては、この字じゃなきゃっていう思い入れがあるものの、表記を担当する側にとっては色々難しいものがあるようで…。

執筆者:広川 峯啓

更新日:2010年05月13日

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意味は同じなのに形が違う?

画像の代替テキスト
キネマ旬報セレクション 黒澤明(ソフトカバー)
※今年生誕100年を迎える偉大の映画作家の足跡を、『キネマ旬報』の膨大な記事集成によって辿る。やっぱり巨匠の苗字は「黒澤」表記がしっくりきますね。
はじめにお断りしておきますが、今回の記事は少々読みにくいかと。というのも、テーマになる漢字の中で、一部表記できないものがあり、その場合は部首から説明してますので、メモ等に書き記したりしながら、お読みいただけると大変有り難いです。

新聞、テレビ誌の番組欄には普通、タイトル、見出し(最近長文化の一途をたどってますが)に続いて、出演者の名前が記されています。原則的には正式名称をフルネーム表記することになっていますが、いくつかの例外があり、必ずしも100%当人の意向に沿ったものにはなってません。

その典型的な例が、俗字や異体字の修正(?)。新聞漢字表という枠の中で、使用可能な文字にどんどん直されていく訳です。ちょっと味気ないような、でも実用的な手段でもあるような、そんな置き換えについてツラツラと考えてみたいと思います。

細かい活字だと見過ごしがちですが

東大卒の才女として注目を集め、現在はママドルとしても活躍中のタレントさん。番組欄には「高田万由子」と表記されてますが、「高」の字は、正しくは「はしごだか」と呼ばれる、上の口の代わりに2本の横線の入った漢字が使われます。

もっと頻繁に見る例だと「澤」ですね。正式にはこの字を使っていながら、番組欄には「沢」と書き換えられている人、大勢います。ただ、数は少ないながら「澤」の字が番組欄にも使われている人がいるから(例:黒澤明)、字体、いや、事態を複雑にしています(笑)。

あと「浜」もそうです。元モダンチョキチョキズのボーカルで、個性派女優として活躍している浜田マリも、正しくは、さんずいにうかんむり+横棒+少-ヽ+貝(あ~、ややこしい)のハマです。

でも番組欄に浜田マリと表記されると、先輩のミュージシャン・浜田麻里との区別が付きにくくなって、お2人とも迷惑されてるんじゃないかと、勝手に心配してたりします(笑)。

ここまで、何とかお分かりいただけてますか?

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