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キングオブコント 東京03はなぜ優勝できた?(2ページ目)

「キングオブコント2009」を制したのは、実力派と認められながらも、知名度的にはいま一つだった東京03でした。非常に盛り上がった今大会を振り返りながら、優勝の要因を探っていきます。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

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結成6年目にして、ついにブレイク!

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若者たちへ(Single CD)~角田晃広(東京03)+大竹マネージャー
※「ゴッドタン」の人気コーナー“芸人マジ歌選手権”で話題沸騰の、角田晃広(東京03)+大竹マネージャーが遂にメジャーデビュー! マジで作ったはずなのに、マジで笑える名曲誕生!
前回の予想で全く触れてないのに、こんなこと言うと顰蹙かもしれませんが、東京03は優勝する実力を充分秘めていると確信してました。じゃあ何で優勝候補に挙げなかったかといえば、吉本主催のイベントではアウェイだからという一点でした。

なので、偏りのない審査によって予想が外れたことは、却って嬉しいくらいなんですね(決して負け惜しみじゃなく!)。それどころか2ndステージでは953点という驚異的な得点をマークした訳で、逆にヒイキされてるんじゃないかという声が、某巨大掲示板で早くも挙がるほどでした(笑)。

確かに953点という高得点は、100人中少なくても53人が10点満点を入れたってことであり、驚異的といってもいい点数かもしれません。ただ、MCの松本人志も「ノーミス」と認めたクオリティは、100人にとっても完成度の高いネタと認めるに充分だったってことでは。

コントはオチが命?

惜しくも2位になったサンドウィッチマンの1st878点、2nd865点は、決して低い得点じゃない。ただ、暗転が0コンマ数秒だけ遅れたこと(これは2人のせいじゃない)と、彼らの漫才スタイルを見慣れていることで、ラストに多少弱さを感じたのかもしれません。

考えてみれば、各々の持ちネタには、もともと最適な“上演時間”というものがあるはず。それを4分に縮める場合、ネタによっては伏線が脹れなかったり、オチの一言が弱くなったりするは仕方ないことでしょう。

その点、東京03の2本目は、意外性のあるオチながら、綺麗に伏線も張られて、しかもハッピーエンド的な要素もあって理想的なものでした。今月末にはメンバーの角田晃広によるCDリリースも控えてることもあり、これまで知る人ぞ知る存在だった東京03が、これを機に全国区の知名度を獲得することに。本当におめでとうございます!!

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