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更新日:2007年01月27日

今年は「芸人本ブーム」がやってくる!?

ここ数年、お笑い芸人の書く本が次々にベストセラーになってます。中でも最近目立つのが、自分の若き日を面白おかしく記した「身の上話」本。そんな傾向について、いろいろと考えてみました。

芸人の語る「身の上話」はなぜ面白い?

『佐賀のがばいばあちゃん』島田洋七(著)
きっかけは、おそらく『佐賀のがばいばあちゃん』がベストセラーになったことなのか。ここのところお笑い芸人の書いた本が、じわじわと注目を集めてきています。

『がばいばあちゃん』自体は、かなり以前に出版されていたものの、『徹子の部屋』をはじめ様々なテレビ番組で紹介されるうちに火がつき、じわじわと評判が高まっていきました。そして極めつけは、昨年、映画化され、そのヒットを受けて、さらにテレビドラマ化されたことでしょう。

今ではシリーズ累計で50万部を超すヒット作品として注目を集め、作者の島田洋七も久々にテレビでその顔を頻繁に見るようになりました。ドラマも高視聴率を獲得したことで、まだまだ人気は高まる一方のようです。

芸人=「ネタ本」は昔の話!?

芸人の書いた本といえば、劇団ひとりの『陰日向に咲く』も話題を呼びました。ただ、それ以前にもベストセラーになった芸人本は幾つもありました。その大部分は、テレビで人気のギャグをまとめた、いわゆる「ネタ本」ですが。

こうした人気の本と『がばいばあちゃん』の違いは、いわゆる身の上話を一冊にまとめたということでしょう。ただ、身の上話と言っても、これまでによくあるお涙頂戴のタレント本とは、様子が違います。

たぶんお笑い芸人が書いていることもあるんでしょうが、例え不幸な生い立ちであっても、必要以上にウェットになることなく、時折ユーモアを交えて状況が説明されており、誰もが構えることなく気軽に読み進められる点が、人気の要因となったのでしょう。

洋七よりは遥かに若い世代ですが、千原ジュニアが引きこもり少年だった当時を振り返った「14歳」や、自身の不良時代を小説化した品川ヒロシの「ドロップ」なども、同じジャンルと言えるのでは。いずれも芸人特有のサービス精神が文章から感じられます。

どちらもまずまずの人気ですが、今後も芸人による身の上話に、より一層の注目が集まるのでは。「笑い」と「感動」がほどよくブレンドされたものが、今のトレンドなのかもしれません。

そこでお勧めしたいのがこの一冊!!
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広川 峯啓

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