お笑い・バラエティ番組最新情報

更新日:2006年09月24日

「日本語バラエティ」って今どーなってる?

約半年前に「日本語バラエティ」のブームを、ここで紹介しましたが、その後、状況はどう変化したのか。また、前々から教養番組として日本語を扱ってきたHHKの華麗な変身ぶりにもスポットを当てます。

お堅いイメージのNHKが見せる意外な日本語観

NHK みんなのうた これってホメことば?

NHKといえば、ここに所属するアナウンサーの使う言葉が標準語だと思われていたほどに、常に正しい日本語を追求してきたという印象がありました(最近では「標準語」という言い方は使わなくなりましたが)。

古くから、教育テレビはもちろん、総合テレビでも日本語の問題には、真剣に取り組んでいました。現在も日本語を扱う番組は幾つも放送していますが、よくよく見てみると、最近になって結論付けの方向が大きく変化してきている事に気付くはずです。

時代とともに言葉は変わっていくもの



2003年にスタートし、この10月で4年目に突入する午後の人気帯番組「お元気ですか日本列島」に、「気になることば」という1コーナーがあります。梅津正樹アナウンサーの進行で、毎回ひとつの言葉を取り上げ、他の出演者とともに話し合っていくという内容で、息の長い人気を獲得しています。

このコーナーの主旨を、梅津アナは「日本語の変化を敏感に捉えてみなさんと一緒に考えていこうという」ものだと語っています。つまり、日本語は日々変わっていくものであり、普遍的な正しい日本語というのはないってことです。

このコーナーの人気を受けて、今年春からは同様の主旨を、バラエティ的演出で彩った「ことばおじさんのナットク日本語塾」という5分間番組が、同じく梅津アナのMCで始まりました。番組中に若手お笑い芸人のコントが入ったり、各地の方言をその地出身のアナウンサーが紹介するコーナーがあったりと、幅広い層に楽しめる内容にアレンジされています。

例えば「お愛想」という言葉を説明する場合も、もともとは飲食店の従業員間で使っていたらしいと「語源」を詳しく紹介しながらも、客の立場で使う事を決して否定はしていません。

史上初!! NHKアナのCDデビュー



ちなみに、こうして番組の中で扱ってきた言葉の問題を歌にした「これってホメことば?」が、8、9月の「みんなのうた」に登場し、しかもCDリリースまで実現しました。世間では、このまま紅白に出場するのではとウワサされているそうです。

お堅いと思われているNHKが、日本語は変わり続けるものというスタンスで、バラエティ色の強いフジが、正しい日本語を答える番組を作るというのは、ちょっと面白い構造ですね。当ガイドとしては、個人的にはNHKの意見に近いものの、「ジャポニカロゴス」には今後も、この路線で続けてもらいたいので、現代の日本語と同じくらいに、気持ちも揺れ動いています(笑)。

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バラエティ文化論
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広川 峯啓

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