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アダルトビデオクロニクル 91’~95’/2

熟女にハメ撮り、さらにチャネリング!企画隆盛の時代がこの頃です。そしてセルビデオの登場。徐々に今に繋がるアイテムが登場し始めます。

執筆者:大坪 ケムタ

更新日:2009年08月01日

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潮吹き・熟女・ハメ撮り・チャネリング!企画作品の隆盛


アダルトビデオクロニクル 91’~95’/2
『私を女優にしてくださいAGAIN』(HMJM)に『おふくろさん』(マドンナ)。どちらもメーカーは変わっても監督は変わらず続いてます。
さて不況の煽りで制作費が安くなると、当然のように出演料の高い単体作品の制作は控えられるようになり、その分制作費を抑えられる企画作品が増加しだす。95年には全タイトルのうち70%が企画作品と言われるほど。
その中で単体作品では出来ない傑作も次々生まれ出す。AV黎明期から活躍する代々木忠監督は『チャネリングFUCK』(アテナ企画)をパワーアップした『チャネリングパフォーマンス』シリーズ(アテナ企画)を開始。深夜番組や新聞でも取り上げられるなど話題を呼びました。一方若手からはカンパニー松尾が『私を女優にしてください』シリーズ(V&Rプランニング)がスタート。多くのハメ撮りフォロワーを生むことになる。
それ以外には熟女物『おふくろさん』シリーズ(ビッグモーカル・V&Rプランニング)、加藤鷹・吉田潤らによって潮吹きがメジャー化する、など現在に繋がる流行もちらほら生まれてます。
しかし、全体的にいえば「援助交際」が社会問題化されだしたこの頃、素人女優に事欠かなかったのと低予算で出来るハメ撮りの登場により作品全体が粗製濫造化していったといえます。

第三のAV・セルAVの誕生と没落、そして再興

それまで一般的に流通できる「ビデ倫審査AV=レンタルAV」と、違法である「裏ビデオ」しかなかったアダルトビデオ。それにもうひとつ「セルビデオ」が加わったのもこの時期。93年にセルビデオチェーン「ビデオ安売王」が全国にフランチャイズ展開。大々的に雑誌や新聞で広告を打ち、テリー伊藤村西とおる、プロレスラーの藤原嘉明を監督に起用するなどのメジャー展開で一躍セルビデオの存在を知らしめました。
しかしその経営はズサンの一言でオーダーシステムのいい加減さ、海賊版も多く発売されるなど問題も少なくありませんでした。さらに一般的にセルビデオはまだ認知されず、結局商材がAVばかりとなったのもあって警察の目も厳しくなっていく中会長が詐欺罪で逮捕、グループは崩壊してしまう。しかし当時から下請け制作会社として『全裸シリーズ』などリリースしていたソフトオンデマンドがメーカーとして再開、ここから現在に繋がる「インディーズAV」「セルAV」の歴史が始まることになります。
またこの時期VHSに変わるメディアとしてビデオCD、CD-ROMが登場。主流にこそなりませんでしたが、マルチメディア時代を意識してVIPが「アトラス21」、宇宙企画が「メディアステーション」に社名を変えるなど組織変更が多く行われました。次の5年間に向けメディア自体、そして流通側も移行していく前夜だったといえるでしょう。

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