アメリカの世界遺産

更新日:2011年07月04日

マチュピチュの歴史保護区/ペルー

世界に28件しかない複合遺産のひとつ、マチュピチュ。標高2,400メートルの山頂に建築された都は、いつ誰が行ってもとにかく美しい。今回はインカ最大のミステリーであるビルカバンバの謎とマチュピチュの魅力に迫る。

マチュピチュへの道

マチュピチュの正門だったと言われる太陽の門インティプンク。ここからの眺めがまた絶景

マチュピチュの正門だったといわれる太陽の門インティプンク。ここからの眺めがまた絶景

■エアー&ツアー情報
直行便はないので、アメリカかメキシコ経由でペルーの首都リマに行くのが一般的。格安航空券は季節によるが10~20万円。ツアーは8日23万円ほどから。

■周辺の世界遺産と国内移動
マチュピチュの拠点はクスコなので、リマからバスか飛行機でクスコに移動する。飛行機の場合は60~110ドルほどで1時間。直行バスだと20~30時間もかかる。ペルーの起点となるリマは「リマ歴史地区」、マチュピチュの起点であるクスコは「クスコ市街」でどちらも世界遺産。また、リマから飛行機またはバス7時間ほどで「ナスカとフマナ平原の地上絵」に寄れるし、もう少し足を伸ばせばコンドルとフォルクローレで有名な「アレキパ市歴史地区」も訪ねられる。さらにクスコからはアマゾンの自然遺産「マヌー国立公園」へのツアーも多数ある。

■マチュピチュまでの移動
クスコとアグアスカリエンテスを結ぶアウトバゴン。時折進行方向を変え、ジグザグに山を登る 牧哲雄

クスコとアグアスカリエンテスを結ぶアウトバゴン。時折進行方向を変え、ジグザグに山を登る ©牧哲雄

クスコからマチュピチュまではバスがないので、電車でアグアスカリエンテスまで行くか、トレッキングで行く。観光用電車アウトバゴンで所要時間は3時間半。早朝発の1日1本だが、これに乗って夕方クスコ行きに乗れば日帰りもできる。ただしマチュピチュ滞在は3~4時間ほど。他にローカル電車もある。電車は片道5~30ドル前後。

トレッキングは、インカ帝国が整備した全長4万キロともいわれるインカ道(カパック・ニャン)の一部をたどり、アンデスの大自然や数々の遺跡を見ながらの旅になる。ペース次第だが3~5泊。電車の途中駅からのトレッキングも可。インカ道はペルー、ボリビア、エクアドル、チリ、アルゼンチン、コロンビア共同での世界遺産登録を目指しており、ペルーの暫定リストに記載されている。

クスコには旅行代理店がたくさんあり、トレッキングツアーもあるし、用具レンタルもしている。ただし、入山許可に時間がかかるので、日本で手配はしておこう。

 

マチュピチュにもっとも近いホテル、マチュピチュ・サンクチュアリー・ロッジ

マチュピチュにもっとも近いホテル、マチュピチュ・サンクチュアリー・ロッジ

■おすすめホテル
憧れのホテルを1軒紹介しよう。ゲートのすぐ近くに位置するマチュピチュ・サンクチュアリー・ロッジは、マチュピチュ山頂にある唯一のホテルっと可でもマチュピチュに行けるまさに憧れ。

<DATA>
Machu Picchu Sanctuary Lodge(マチュピチュ・サンクチュアリー・ロッジ) 
住所:Onumento Arqueologico de Machu Picchu, Machu Picchu, Peru
TEL:+51-84-21-1039/38

マチュピチュのベストシーズンと高山病

アグアスカリエンテスはスペイン語で「熱い湯」。温泉が湧き、共同浴場もある 牧哲雄

マチュピチュの起点となるアグアスカリエンテスはスペイン語で「熱い湯」の意味。温泉が湧き、共同浴場もある ©牧哲雄

■ベストシーズン
雨季は10~3月で、これ以外がハイシーズンになる。南半球なので季節は日本と逆になるが、高地であるため気温は1年を通してそれほど大きな変動はない。平均気温でだいたい10~15度ほど。

■高山病について
アンデスを訪れる旅で一番心配なのが高山病だ。クスコの標高は3,400mで、富士山の9合目にあたる。予防法らしい予防法はないが、睡眠をよくとる、水をよく飲む、酒やタバコはひかえるなど。一応高山病に効く薬もあるようなので、心配な人は医師に相談すること。

 

世界遺産基本データ&リンク

世界遺産ランキング第1位の常連、マチュピチュ。いつも1位になってしまうため、世界遺産のランキングが作りにくいなんて話も!? 牧哲雄

世界遺産ランキング第1位の常連、マチュピチュ。いつも1位になってしまうため、世界遺産のランキングが作りにくいなんて話も!? ©牧哲雄

【世界遺産基本データ】
登録名称:マチュピチュの歴史保護区
Historic Sanctuary of Machu Picchu
国名:ペルー共和国
登録年と登録基準:1983年、文化遺産(ii)(iii)、自然遺産(vii)(ix)

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長谷川 大

フリーの編集者・ライター。出版社で編集者として勤務したのち退職、世界一周の旅に出る。これまでの訪問国…

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