宝塚歌劇を楽しむ

更新日:2005年12月10日

メルマガ【自前のエンビ服って?】

毎週金曜朝に発行の「宝塚ファン」メールマガジン。そのコラムをほんの少~しご紹介。ガイド記事とは“ひと味”違って“ひとクセ”あるコラム。ど~ぞ! 今回は【自前のエンビ服って?】。

「宝塚ファン」ではメールマガジンのバックナンバーを公開していません。また申し訳ありませんが、再発行もできません。ですので不定期に、バックナンバーを少しずつご紹介いたします。(中略)



自前のエンビ服って?


【93号 2002年12月13日発行】

ユーザーの方から「自前のエンビ服があると聞きましたが、それはどーゆう意味ですか?」とメールをいただきました。
自前のエンビ服ねぇ。

“自前”と聞くと「生徒さん自身がオーダーして作る」「費用も生徒さん持ち」というイメージを抱かれるようですが、この場合はちょっと違います。
衣装はデザインの先生が考えられたものを、衣装部さんが作るのですから。

以前お話しましたが……作品の度に、すべての衣装を新しく作る(新調)するわけではありません。リフォームして別の公演で違う生徒さんが着ることが多々あります。
そうゆう“使い回し”と言われる衣装は、サイズの手直しをしたり、飾りなんかを変え、生まれ変わってゆくのです。

と……この話は置いておいて…。

エンビ服……黒エンビは、男役さんのシンボルのような衣装ですよね。だから色んな作品、特にショーに登場します。
ある程度上級生になると、公演の度に黒エンビを着るなんていうこともあるでしょう。

「いかに綺麗に見せるか…」のため、衣装は着る人の体型に合わせ作っています。男役さんなら、肩幅や袖の長さ、ズボンの丈の長さ……。
例え身長が同じであっても、それぞれ微妙に違う…。娘役さんの衣装より難しいかもしれません。

エンビ服は何度も着るのに、それがすべて使い回しであったら…?
この前の公演で自分が着て、次に着るまでに、別の組の生徒さんが着ていたとしたら? 
サイズを直す必要もありますよね。それは大変ですって。

だから「この黒エンビは、この生徒限定!」「他の生徒さんには着せません!」
——それを「自前の黒エンビ」と言うのです。

これは、すべての男役さんにあるのではありません。
研○から…と詳しいことはその時まちまちでしょうが、ある程度上級生。

スターさんにもなると「自前の……」が何着もあるでしょう。白エンビとかタキシードとか。
飾りだけ変えれば、サイズはそのままでOKというわけです。
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桜木 星子

宝塚音楽学校を経て宝塚歌劇団に入団~退団。100年近くの間、多くの大衆に愛されてきた宝塚歌劇の魅力、…

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