・中国の世界遺産

更新日:2009年11月30日

蘇州古典園林/中国

マルコ・ポーロが「東洋のヴェネツィア」と称した水の都、蘇州。豊富な水を利用して自然美を再現したその庭園は、「江南の庭園は天下一、蘇州の庭園は江南一」と絶賛された。今回は水の楽園に花開く天下の名園「蘇州古典園林」をご案内します!

蘇州への道報

■エアー&ツアー情報
太湖石によって築山された獅子林の洞穴。入り組んだ洞穴を抜けると建物が!

太湖石によって築山された獅子林の洞穴。入り組んだ洞穴を抜けると建物が!

中国の玄関口は上海か杭州。格安航空券で3万円前後から。ツアーは4日間、5万円前後から。国内移動は、上海からだと電車かバスで1~1時間半、杭州からだと2時間半~3時間半。通常バスの方が早い。ちなみに上海から杭州は2~3時間。飛行機だといずれも30分前後で、蘇州と杭州を結ぶ夜行フェリーもある。蘇州だけでなく、杭州にも立ち寄ることをぜひオススメしたい。

蘇州、杭州はとにかく街歩きが楽しい。世界遺産になっている庭園を見逃すことはないと思うが、水郷風景もお見逃しなく。できれば蘇州郊外の同里などの水郷古鎮に足を伸ばしたいが、時間がない人は蘇州から杭州に移動する際、車窓の風景に注目しよう。

■周辺の世界遺産
杭州には「杭州西湖の文化的景観」という世界遺産があり、杭州からバスで4~5時間ほどで、「黄山」や「安徽南部の古村落 - 西逓・宏村」を訪ねることができる。

 

蘇州のベストシーズン

蘇州の気候は日本とほぼ同じ。夏は非常に蒸し暑く、最高気温は35度近く。冬の最低気温は0度前後。水の都というだけあって年間を通じて雨が多く、4~9月、特に6月と9月は雨天の日が多い。

以上より、ベストシーズンは3~4月と10月前後ということになるが、雨なら雨でまた風情あるからこその水の都。雨音もまた庭園を飾るひとつの景色として楽しめるだろう。

世界遺産基本データ

漁師を意味する網師の名によって、隠遁後の自由気ままな生活を表現したという網師園のすかし窓。一つひとつの窓が一枚の絵をなす

漁師を意味する網師の名によって、隠遁後の自由気ままな生活を表現したという網師園のすかし窓。一つひとつの窓が一枚の絵をなす

【世界遺産基本データ】
登録名称:蘇州古典園林
Classical Gardens of Suzhou
国名:中華人民共和国
登録年と登録基準:1997年、2000年拡大、文化遺産(i)(ii)(iii)(iv)(v)

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長谷川 大

フリーの編集者・ライター。出版社で編集者として勤務したのち退職、世界一周の旅に出る。これまでの訪問国…

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