そもそも、ビデオスケーラーとは？
拡大の際、単純に画素を水増しすると、不鮮明に見える。
スケーリングは、本来のソース映像に無い画素を作り出す作業なので、さまざまなノウハウがあり、メーカーによって画質の差が大きく現れる重要な部分です。
通常、スケーリングは、DVDなどの再生装置側で行うか、テレビなどの映像表示装置側で行うか、ユーザーが選択できるので、優秀なスケーラーを搭載した機器でスケーリングさせるのが定石です。
さらにハイエンドなホームシアターやマニアは、再生装置と映像表示装置の間に、専用のスケーラーを使用し、さらに高画質化を狙います。
Radiance XSの概要
スリムな外観。アメリカ製にしては定格消費電力が18Wと、意外と少ない印象。
例えば、ビデオスイッチャーとして、HDMI、コンポーネント、S-Video、コンポジット、パソコンで利用するRGBなど、多様で数多くのソースを切り替えることができます。
入出力端子は以下になります。
- HDMI 出力 x 2
- HDMI 入力 x 4
- コンポーネント 入力 x 2
- S-Video 入力 x 2
- コンポジット入力 x 2
- 同軸デジタル音声 出力 x 2
- 同軸デジタル音声 入力 x 3
- 光デジタル音声 入力 x 2
コンポーネント入力端子を利用して、アナログRGB(パソコン映像)の入力も可能。 たくさんの、ありとあらゆる映像機器を接続して切替できる。
また、デジタルやアナログの映像ソースが混在すると、プロジェクターやテレビに映し出したとき、解像度感、明るさ、色温度、色合いなどがバラバラで、切り替えた際のギャップに苦しむケースが多くあります。
しかしRadiance XSは、入力毎に、明るさ、色温度、色合いなどをきめ細やかな設定を記憶させる事が可能で、全入力映像を均一化するイコライザー的な役割も果たします（一部の詳細な設定は、トレ-ニングを受け、測定機材を持った認定技術者のみが調整を行える）。
入力したさまざまなタイプの映像は、設定により、映像装置に適した解像度に変換され、ノイズが除去された後、HDMIから出力される仕組みです。
