秋ドラマもすべて2回以上放送されましたので、いつもの秋ドラマ分析を始めましょう。
グラフは縦軸が記事を書いている時点で最新の10月24~30日の視聴率、横軸は初回視聴率と最新視聴率との差で、初回視聴率はなにも見ていない段階での期待値だから、初回視聴率との差は最初の期待からどれだけおもしろかったか(またはつまらなかったか)を示すはずです。

新・旧脚本家世代交代
初回視聴率20%オーバーだったのは新・旧ビッグネームの脚本家の二作。
初回、最新ともに視聴率トップは『流星の絆』。これまで「視聴率をとれない」といわれていた宮藤官九郎脚本なのにすごく意外。TBSが東野圭吾ミステリをドラマ化というところから、普通なら『白夜行』みたいな感じになるのが定石だけどクドカンだしひねってくるだろうな、とは予想していました。それにしてもあんなにコメディ色を強くするとは!
そのコメディ色が復讐譚の暗く重い要素を薄め、また連続ミステリーは筋がこみいっているため途中の回から見にくいものですが、2話終わっても真犯人の捜査はまったく進んでないのでこれから見てもOK。
金曜ドラマ枠は『魔王』に続いての家族の復讐、しかもクドカン脚本で大丈夫か?という心配もありましたがマイナスとマイナスでプラスに転じてしまったようです。
『風のガーデン』は、はからずも緒形拳さん追悼ドラマになってしまい、『流星の絆』に次いで初回視聴率20%オーバーを達成。ただ回を追うごとに視聴率が下がっているのは、視聴者の期待は富良野舞台なのに東京でのエピソードがメインだからでしょう。しかしぼちぼち富良野中心になりそうで、またベテラン・倉本聰脚本だけに短期勝負じゃなくドラマ全体の流れを楽しむべきでしょう。巨匠・最後の連ドラをじっくり楽しませてもらいましょう。
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