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俳優デビューの夢を叶える

儲からない職業の代名詞「俳優」ですがなりたい人が絶えることはありません。会社を辞めて俳優になった人のインタビューを通して、夢を叶える方法を考えてみます。

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

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俳優・役者というのは昔から儲からない職業の代名詞で、現在もごく一部のスポットライトがあたっている有名どころを除けばあまりむくわれるているとはいえません。

それでも「俳優になりたい」という人が絶えることはありません。演じるということはそれだけ魅力のあることなのでしょう。

夢が高じて一度就職したのに、辞めてまで俳優を目指すという人も少なからずいます。
知られているところでは千代田区役所から仲代達矢氏主宰の「無名塾」に入った役所広司、父親に反対されて自衛隊に入ったけど除隊して俳優を目指した今井雅之、旧国鉄職員から映画スタッフを経て俳優になった田中要次などなど。

そんな会社を辞めてまで俳優を目指した実例として、東京大学工学部電子工学科卒で大手電機メーカーに就職しながら舞台出演のため6年で退社、以降は俳優として活動している松下哲さんにインタビューし、決意するにいたった経緯などをお伺いしました。




東大卒→メーカー勤務→役者を目指すきっかけとは?

松下さん近影
        松下さん近影
-芝居を始めたのはどんなきっかけですか

大阪出身なのですが、高校時代に劇団☆新感線の古田新太さんや、(当時)劇団そとばこまちの生瀬勝久さんなど、関西で活躍されている役者さんが出演されていた、ちょっとマニアックな深夜番組(『現代用語の基礎体力』といいます)を見たのがきっかけです。カルチャーショックを受け、ドキドキするような不思議な感覚でテレビを見てました。

で、大学に演劇サークルがあるのを見つけて、やってみようかなと思いました。普通はまず観るもんだと思うのですが、そのときはなぜかすぐに芝居をやる側に行こうと思いました。

-大学で電子工学科を選んだのはどういう理由で?

東京大学では大学2年で学科を選択するのですが、それまではっきりと決めていませんでした。決めなきゃならないとなったときに、コンピュータの世界に関わることが、将来的にも有効かなと思いまして。そんなアバウトな理由でした。

-大学卒業後、芝居から足を洗って就職していますが、未練は?

未練はとくになかったです。学生時代の劇団の主宰も、会社勤めの方だったので、自分ももしやりたくなったら勤めながらやればいいやと思ってましたし。

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