絵本/春を楽しむおすすめ絵本

イースターの絵本で春色気分!(3ページ目)

2008年のイースター(復活祭)は3月23日です。キリストの復活を祝い、春の訪れを喜ぶ行事に、絵本の世界で親しんでみませんか?ウサギとたまごを飾りたくなるかも!

執筆者:鈴木 宏枝

ウサギ母さんの底力『ふわふわしっぽと小さな金のくつ』

世界中に5匹しかいない「イースター・バニー」。半日のあいだに世界中の子どもたちに、幸せを呼ぶ卵を運ぶ任務を負った「心がやさしくて、足が速くて、おまけにとても賢いウサギ」です。

21匹の子ウサギを上手にしつけ、愛情深い家を整え、みんなが一斉に散っても全部の子どもをあっという間に連れ帰る「お母さん」たる「ふわふわしっぽ」こそイースター・バニーにふさわしいウサギ。小さな体に大きな心をひめた「ふわふわしっぽ」が大役を果たします。仕事を終えて帰ってきた家が21匹の子どもたちによってしっかり守られているのを見たとき、きっと、最高に誇らしい気持ちだったことでしょうね。

■『ふわふわしっぽと小さな金のくつ』
作:デュ・ボウズ・ヘイワード
絵:マージョリー・ブラック
訳:羽島葉子
出版社:PARCO出版
出版年:1967/1993.7
価格:1,680円(税込)


陽光に染まるたまご『イースターのおはなし』

ある年の春、子どもたちがイースターのお祝いを楽しみにしているのに、なかなか花が咲きません。心配したウサギは、たまごを庭の中に隠す贈り物をしようと決めます。

たまごなら とても春にふさわしいプレゼントだからです。
鳥たちも春には巣の中で
たまごを温めて
そうしてヒナが生まれてくるのですから。


そんなウサギに、カササギが知恵を貸してくれました。イースターの朝にだけ、お日様の光の落ちる泉の水に白いたまごを浸すと、そのたまごが色々なお日様の色に染まるという不思議が起きるのだと。

『魂の幼児教育』(イザラ書房)から抜粋されたお話に、シンプルな線画のついた小さな手作りのような絵本です。ウサギのやさしい気持ちと、色とりどりの美しいたまごが目に浮かぶようです。

■『イースターのおはなし』
ぶん:としくらえみ
イラスト:みつやじゅんか
製作:Press328.com
出版年:2007.2
価格:525円(税込)


あたたかい陽光が春の訪れを知らせるころ、イースターのお祝いも行われます。日本ではあまりなじみのない習慣かもしれませんが、絵本の中でちょっと楽しい習慣に触れてみるのはいかがでしょうか。

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「春のお祭りイースターを楽しみましょう・・・ 卵色は春の色・・・」 (All About「フラワーアレンジメント」)
『ふわふわしっぽと小さな金のくつ』
ここで購入!小さな「ふわふわしっぽ」がおかあちゃんとなったとき、その強さとやさしさがめいっぱい発揮されます。「ふわふわしっぽ」は、すばらしいイースターバニーになりました。
『イースターのおはなし』
ここで購入!花の咲かない年、イースターに子どもたちの喜ぶ顔が見たくて、ウサギがたまごを贈ります。
『魂の幼児教育』
ここで購入!ヨーロッパのシュタイナー教育の実践報告と様々なレシピや部屋の整え方などが紹介されています。
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