絵本/絵本関連情報

トムテなしで始まらない!北欧のクリスマス

しっとり落ち着いた北欧のクリスマスを絵本の世界で楽しんでみませんか?派手で華やかなクリスマスムードが高まっているからこそ、子どもと一緒に地に足のついた穏やかなクリスマスを味わいたいものです。

執筆者:鈴木 宏枝

スウェーデンの冬。(C)mauritzbackman もうすぐクリスマスですね。にぎやかなイベントだからこそ、絵本の世界では、静かにクリスマスを感じてみませんか?絵本と向き合うことで、子どもは心が落ち着き、クリスマスの特別な雰囲気を感じ取ります。

この記事では、北欧、特にスウェーデンのクリスマスにスポットを当てます。なんといっても、北欧はサンタクロースにお膝元!習慣は同じでも、日照時間が極端に短い北欧の冬だからこそ、人々が求めるぬくもりはより強く感じられるでしょう。北欧のクリスマスでは、人々は静かに光を楽しみ、木やわらなど自然のものを飾ります。

<INDEX>
1ページ目:北欧のクリスマス
2ページ目:伝統的なクリスマス
『やかまし村のクリスマス』『ペッテルとロッタのクリスマス』
3ページ目:トムテがいないと始まらない!
『トムテ』『キツネとトムテ』『おもちゃ屋へいったトムテ』

北欧のクリスマス・カレンダー

『ムーミンのアドベントカレンダー』フィンランドの人気者ムーミンのアドベントカレンダーです。数字の書いてある袋にはムーミンのキャラクターのオーナメントが入っています。毎年出して使えて、最後は素敵なツリーになるのがいいですね。サイズ:27×42×13(センチ)9,975円(税込)ここで購入!画像提供:ドリーム・ぽけっとクリスマスは、12月25日の4週間前の日曜日から始まり、その日からクリスマスイブまでを「待降節(アドベント)」と呼びます。「アドベントカレンダー」では、子どもたちは1日1回、数字の書いてあるポケットを開けて、小さなお菓子などを楽しみます。

■ クリスマスイブの4週間前の日曜日
第一の主日です。冠型の「アドベントクランツ」を天井から下げ、以後、日曜日ごとに1本ずつろうそくをともします。
■ 12月13日 聖ルチアの日
光の守護聖人である聖ルチアの日に、白いドレスに赤い帯を締めて聖ルチアに扮した少女がろうそくをともした冠をかぶってお菓子などを配ります。
■ 12月23日 小さなクリスマスの夜
部屋にツリーを入れ、飾りつけをし、足元にプレゼントを置きます。すべて大人の仕事で、子どもはイブの朝まで見てはいけません。
■ 12月24日 クリスマスイブ
ごく親しい人や家族で祝います。夜のディナーの後にクリスマスツリーのまわりで踊り、プレゼントを開けます。
■ 12月25日 クリスマス
友人たちとランチなどでにぎやかに過ごします。年末まで毎日のようにパーティーが続くのは、日本の忘年会みたいですね。
■ 12月31日 年越しパーティー
華やかなパーティーが開かれます。真夜中には花火を打ち上げます。
■ 1月6日 三王礼拝の日
5日の夜でクリスマスは終わりです。6日にはすべて片付けます。
(参考 『ベーシッククリスマス―北欧育ちの、飾り、料理、言い伝え』)

数週間にもわたるクリスマスシーズンでは、その時々にいただく料理やお酒も伝統的なもので、おなかも心も温かくなるようです。では、絵本の世界には、どんなクリスマスが広がっているのでしょう?

>>次のページは 伝統的なクリスマス『やかまし村のクリスマス』『ペッテルとロッタのクリスマス』
雪の降る森
『ベーシック・クリスマス―北欧育ちの、飾り・料理・言伝え』
ここで購入!北欧のクリスマスが1から10まで分かります。クリスマスの準備、料理、オーナメントに飾る紙細工。準備の時間もゆったりと過ぎる感じで、まねしたくなることうけあいです。
『ムーミンのアドベントカレンダー』
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