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更新日:2007年12月27日

ちゃんと知ってる?「鏡餅」の意味

編集部 All About 写真

もうすぐお正月ですね。最近では鏡餅を飾るお宅が減っているそう。せっかくのお正月、鏡餅を飾ったり、鏡開きといった行事は体験を通して日本の歳時記を学び、意味を知るいい食育の機会です。

文章:飯野 耀子(All About「食育」旧ガイド)
そろそろ皆さんのおうちでもお正月の準備をされているのではないでしょうか? 玄関のお飾りをかったり、お掃除を始めたり。そんな仕度の一つに鏡餅の用意がありますね。丸いお餅を2段に重ねて天辺に橙(みかん)を乗せた鏡餅はお正月のモチーフとしても代表的なものですね。

鏡餅はどうして飾るの?

鏡餅
お正月といえば、おせち料理に鏡餅!
ところでこの鏡餅はどうしてお正月に飾るのでしょうか?

鏡餅は神仏にささげるものとも、神様と人間をつなぐものとも云われています。形状も一般的な丸いお餅をふたつ重ねたものだけでなく、三枚重ねたものや紅白と色違いで重ねたもの、またお砂糖を固めて象ってあるものなど地方によっても特色があるようです。

お餅の形の丸さが昔の鏡に似ているところから「鏡餅」と名づけられたと云われています。鏡というのは「三種の神器」の一つで、天皇家が代々、受け継いできている神器のひとつにもあるように、日本人にとっては宝物の象徴の形ですね。また鏡には神様が宿るという言い伝えがありますから、鏡の形を象ったお飾りで一年の始めを神様と共にお祝いするというのも素敵な行事ですよね。

飾り方の決まりはあるの?

鏡餅
鏡餅の上にみかんを飾るスタイルが一般的
鏡餅と一口にいってもお餅の形状もさまざまなら飾り方も様々だそうです。

基本的には天辺に橙、もしくはみかんを飾り、御幣(ごへい)・四手(しで)といった紅白の紙細工を橙の下に置き、お餅の下には縁を紅でとってある四方紅といった紙を敷きます。後は裏白といってシダの葉っぱをお餅の下だったりお餅とお餅の間に海老などを飾る場合は海老のバックにつけたりと飾るようです。

それ以外にも金と銀の水引をたらしたり、扇をつけたり、昆布や熨斗あわび、干し柿、するめなどを一緒に飾ったり、地方によっては御幣の切り方に特徴があったりと様々な趣向があるとのこと。

それぞれのお飾りに意味があるので全部は無理でもポイントはちゃんと抑えて飾った方がいいですね。

基本形のお飾りの意味をご紹介しますね。

  • 橙(みかん)=子孫が代々(=橙)栄えるように。

  • 御幣、四手=四方に繁栄するように。赤と白を使うのは魔よけの意味もあるそう。

  • 裏白=古い葉と新しい葉が一緒に成長するシダの葉の特徴から末永く繁栄するように。

  • 四方紅=赤い縁取りが天地四方を守り一年の繁栄を願って。


  • 他にもいろんなお飾りに各々意味がありますので、それぞれの地域のお飾りについてお子さんと一緒に調べてみるのもいい食育の時間になりますね。

    因みに鏡餅を載せる台については正式には「三方(さんぽう)」という昔から神事につかわれる台があります。これは三宝と表記される地方もあるようですね。台についてはこの三方をご用意されるのも一つですし、そこまではという場合には四角い形のお盆に飾られるのもいいでしょう。

    これはお餅が丸=陽の気を持っていますので四角=陰の着のお盆に載せることで場の気を「中庸」とするためです。

    >>鏡餅を飾る日、開く日はいつ?>>

    (執筆者:飯野 耀子)

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