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ガイド記事を元に、「離乳食」ガイドの川口由美子さんやみなさんとで、離乳食について語り合える場所です。
子育て事情関連情報
更新日:2004年05月31日
オーストラリアの小学校事情に異変?ハワード首相主宰の研究会では小学校を5時まで延長することを検討しているとか。その背景には、増える共働き家庭への配慮があるのです。






日本から見れば、南半球のオーストラリアはのんびりした印象。しかし、なんと子育て家庭の60%が共働きというのですから、日本とは格段の差です。子育てに関しては夫の家事分担率も高く、育児施設、育児休暇も充実しており、女性の社会進出は目覚ましいのです。
現状では朝8~9時に始まり、午後2時半~3時に終わる小学校ですが、日本とあまり変わりませんね。ところが、日本とは異なる、ある事情が。なんとオーストラリアでは14歳未満の子供を独りで留守番させるのは違法。オーストラリアの義務教育期間は6歳から15歳(一部の州では16歳まで)ですから、ほぼ義務教育の間じゅうです。また、安全上の問題から、子供たちが校庭に残って遊ぶのも禁じられています。
多文化主義で知られるオーストラリア。オーストラリアが1970年代から80年代にかけて「白豪主義」を捨て、アジア系の移民を積極的に受け入れる方向に転換し、多様な民族集団の民族性を尊重した「多文化主義」に基づく社会へと変化してきたことは評価されてきました。
オーストラリア野党第一党である労働党が実施した最新の調査レポートによると、オーストラリア国内の貧困問題はかつてないほど悪化しており、国民の5人に1人が自分の子供に食事と服を与えるにも困窮している状態であるという。
このような経済政策的視点からも、増加する共働きの家庭を支援する必要があるのでしょう。しかし、日本の20倍という広大な国土ですから、学校への登下校だけで、スクールバスで片道2時間という子供もいます。学校時間を延長した場合にこのような子供はどうするべきか、また延長した時間でどんなプログラムを組むのか、教員たちの労働時間をどうするのか、など課題は山積しています。
しかし、日本の共働き家庭の事情と比べると、オーストラリアの場合は深刻さの度合いがちょっと違う印象ですね。全国の小学校を5時まで延長というインパクトのある政策が提案されるのも、事情あってのことと理解できます。しかしこういった試みは、今後の家庭のあり方が推移していく中で、評価されるべきことでしょう。(執筆者:河崎 環)
ガイド記事を元に、「離乳食」ガイドの川口由美子さんやみなさんとで、離乳食について語り合える場所です。