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ふたりめが出来ない。どうして? 静かなる第二子不妊

もし、「二人目のベビーが欲しいのになかなか出来ない」という状態が長く続くのなら、それはあまり語られない「静かなる第二子不妊」かもしれません。

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文章:河崎 環(All About「子育て事情」旧ガイド)

語られない、第二子の不妊

 少子化問題を論じる声もかまびすしい昨今、出産しても一人っ子で、という家庭が増えている。しかし、望んで一人っ子なわけではないというケースも多いだろう。
 
 子育てをしながらの就労や、子育ての困難といった問題から「二人目を産むつもりがない」=「社会学的一人っ子家庭」もあると思われるが、一方で「二人目を産むつもりはあるのに妊娠しない」=「医学的一人っ子家庭」であるケースも、実は多い。

 もし、「二人目が欲しいのになかなか出来ない」という状態が長く続く場合、それはあまり語られない「静かなる第二子不妊」かもしれない。

 なぜ「静か」なのか。「一人目で成功したから二人目も簡単に妊娠するはず」という考えから何度もトライするが、あれ、おかしいな?ストレスかな?を繰り返し、「一人っ子でもいいか」という結論に至るなど、不妊の認識がないままだったり、中には流産を経験してちらっと疑いを持っても、深く追求しなかったりするケースが多いからだ。
 
 例えば、第一子を幸運にも予期せずに妊娠して出産したような場合、既に妊娠・出産をしているだけ余計に、「不妊」の二文字を疑うことはあまりないかもしれない。


第二子不妊とは

 第二子不妊とは、次のように定義されている:
 
 一度以上の妊娠・出産を経験しているが、その後12ヶ月以上の「避妊しない」夫婦生活を経ても妊娠がみられないケース(何度も流産する場合も含む事がある)

 アバウトな統計ではあるが、不妊治療をしている夫婦の実におよそ4分の1が、既に子供のいる夫婦だという(”We Can't Get Pregnat Again”)。にもかかわらず、それは声高には語られない。

 第二子不妊の原因は、第1に年齢を挙げる専門家が多い。既に子育ての間に年齢を重ねているために、いざ妊娠をと思っても、専門家に「卵子自体に力がない」と表現される事態になっている。しかし、そういう経年的な要素も含めて、第二子不妊は「第一子」の不妊とほぼ同じ条件と原因で引き起こされている、ということに気づいているカップルがどれだけいるだろうか。

 早くにこれは「不妊」なのだという意識を持つこと、それによって治療が手遅れにならないかもしれない。

 既に一人いるんだからいいじゃないか、という見方は、当事者たちには酷だ。子供を授かりたいのに授かれないという思いは、どんな場合においても切ない。
”Less empathy for secondary infertility”



【関連サイト】

■ParentsPlace.com【Secondary Infertility】(第二子不妊に関する専門家のコメント)
■Parents.com【We Can't Get Pregnat Again】(記事)

All About Japan【不妊治療(ガイド:池上文尋さん)
All About Japan【女性の健康(ガイド:山田恵子さん)

更新日:2002年10月31日

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