偽造を見分ける3つのコツ
偽造されてしまったら食品の質までは判断できないのが事実。どうしたら偽造された食品を判別することができるようになるでしょうか?
第1のポイントは「本物の味を知る」ことです。「野生で健康に育った鶏の味」「採りたての魚の味」「太陽の光をいっぱい浴びて育ったみずみずしい野菜の味」。それらの本物の食品を小さい頃から舌で覚え、健康な食品の感覚を養うことが大切です。アレルギーがあったからこそ、こうした食へのこだわりが大人になってからの大事な味覚を育てるための手助けになっていることを忘れないでほしいと思います。
第2ポイントは「安さに惑わされないこと」。偽造をした会社の多くが、高価な食品が安価で売られることに消費者が飛びついてくることから始まっています。最近問題となった「ブランド米の偽造」も、ブランド米であることで「売れる」ことからはじまりました。悪質な業者の行動は許せないものですが、単に銘柄のブランド製品だけで飛びついてしまう消費者にも問題があると思います。
ブランドでなくてもおいしい食品や製品はたくさんあります。それらをくまなく製造元まで調べるのは難しいことですが、何よりも作り手が真心をこめて贈る食品は、売る側もその心得を感じることと思います。本物の味を知ったあとに「おかしい」と感じたら、聞いてみることが大切。何よりもブランド米の偽造の発覚は、確かな舌を持った消費者から偽造が明らかになったのですから。
第3のポイントは、「疑問を感じたらすぐに聞く、調べる」こと。当たり前のようですが、クレームを伝えるのは難しいもの。けれども、「おかしいな……」「おいしくないな……」と感じた場合は、「なぜだろう?」と疑問に思い、詳しく尋ねてみることが大事です。こうした一人ひとりの行動が、食品の安全性を守ります。誰かに依存するのでなく「自分で追及し確保していく」というスタイルが大切です。良心的なお店であれば、ごまかさずにきちんとこたえてくれるはず。多くの消費者からの厳しい目が安心して食べることのできる食品に変わることだと願っています。
日本の食品を大切に
今回の偽造の問題から感じることは、日本が「輸入食品の過剰な出回り」から国内で生産される業者が販売しにくい環境にあることも感じています。
現在日本の食料自給率は40%以下。これは世界の中でもとても低い値です。もともと日本は島国で四季にも恵まれ豊富な食材が取れる豊かな国。安心して食べられる日本の食品をもっと増やしていきたいと願います。そのためにも、お米を中心とした日本食をもう一度見直して欲しいところです。
参考までに、農林水産省から出されている食卓の食料自給率が計算できる「
農林水産省クッキング自給率」をご紹介します。お子様と一緒に食べたものがどれだけ日本で取れたものか再検討してみてはいかがでしょう?
<関連リンク>
食品添加物は本当に体に悪いのか?<参考文献>
アレルギーっ子の生活百貨(角田 和彦)
安全な食べ方(増尾 清)