子供の健康関連情報

更新日:2006年08月07日

夏の皮膚病・水いぼとは?

編集部 All About 写真

子供がかかりやすい、水いぼ(伝染性軟属腫)についてわかりやすく解説。ウイルスによって起こる皮膚病で、症状や治療法、予防法について、知っておいたほうが良い知識をご紹介します。

文章:長尾 大志(All About「子供の健康」旧ガイド)

水いぼとは?

Q:うちの子供の肘に最近、ぽつぽつといぼのような、水ぶくれのようなものが出来ました。皮膚科で診てもらうと「水いぼ」とのこと。一つつぶしてもらったのですが、「痛い、痛い」と泣いてしまい、それ以上はつぶせませんでした。このまま放っておいていいのでしょうか……。教えてください。

A:お答えします。水いぼは正式には「伝染性軟属腫」といい、伝染性軟属腫ウイルスに感染することで起こる皮膚のいぼです。プールなどでかかっている子供のいぼに直接触れたり、同じタオルを使うなどして感染すると言われています。アトピーの子供に起こりやすい合併症としても知られています。いぼの一つ一つは1mmから、大きくても3mm程度でつるっとしています。水ぶくれのようにつぶすと中からウイルスを含んだ液体が出てきます。

水ぶくれのような小さないぼ
水ぶくれのような小さないぼ。これが水いぼです
かゆみや痛みの症状がないので、治療(つぶす)せずに放置する場合があります。放っておいても数ヶ月経つと自然に治ってしまうこともありますが、こすったりして、どんどん増えることもあります。また、掻きむしって細菌が感染するととびひになることもあるので注意しましょう。

治療法・家庭でのケアは?

水いぼをつぶす治療法はいくつかあります。特殊なピンセットでつまんで取ったり、硝酸銀(余っている皮膚を溶かす液)を塗ったりします。特に治療しない場合でも、掻きむしったり、タオルなどを他の子供と共有することはやめさせましょう。

感染ということで気になるのは園や学校生活、特にプールなどです。水いぼになったからといってプールに入ってはいけないということは最近ではありませんが、以前は他の子にうつるかもしれないということで止められていたケースもあったようです。

ほとんど症状のない、小さないぼですが、増えてくるようなら一度は皮膚科にかかって、治療方針とプールなどの対応を相談しましょう。

*ネット上での診断・相談は診察ができないことから行えません。この記事は実際の診察室での会話をもとに構成したものです。診断・相談が必要な方、お子様が病気にかかった場合は医院、病院で実際に受診してください。


<参考リンク先>
水いぼとプールに関する見解(新潟県小児医師会)
ケアはどうする?登園できる? 「水イボ」&「とびひ」対策(記事)
水いぼ(伝染性軟属腫)(土川内科小児科)
夏の皮膚トラブル・とびひ(記事)


>> 夏に多いその他の病気と対処法はこちらから

(執筆者:長尾 大志)

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