乳児育児/ねんね期

1~2ヶ月児のお世話ポイント

まだ、首は座ってはいないものの、だいぶしっかりとしてきた赤ちゃんのお世話のポイントをお話いたします。

執筆者:浅川 美映


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まだ、首は座っていないけれど、だいぶしっかりとしてきたと思います。でも、まだまだ手のかかる時期です。お世話ポイントをチェックして、ママも頑張りすぎずに、頑張っていきましょう!『1~2ヶ月のお世話ポイント』を、まとめました。


1ヶ月健診を受けましょう


赤ちゃんの始めての検診があります。『1ヶ月健診』といわれるものです。赤ちゃんの発育は順調か検診してもらいましょう。また、母乳は足りているのか?などの、ママの不安も解決できます。いろいろと質問をしてみましょう。

お腹はいっぱいになっているの?


哺乳瓶でミルクを飲ませる場合には、飲んでいる量を把握しやすいのですよね。しかし、母乳の場合では、わかりにくいです。病院や産院では、母乳を飲ませる前と飲ませた後に、体重を計っていたと思います。しかし、家では、ベビー用の体重計もないし、どうすればいいの?ですよね。

[発達・発育カレンダー1~2ヶ月児]でも、簡単にお話しましたが、もう少し詳しくお話します。

●体重が増えていない感じがする。
●おっぱいから、離れられない(目安:30分以上)
●オムツを替えても、いつも不機嫌。
●1時間前後で、また欲しがる。

以上に当てはまるようでしたら、母乳不足が考えられますので、健診で相談してみましょう。また、健診が終わったあとであれば、子育ての相談窓口(役所などで聞いてみましょう)や、ドクターに相談してみましょうね。

そろそろ『外気浴』をしてみよう


日光浴ではなく、外気浴です。日光浴は[紫外線に気をつけて]でも、お話しましたが、現在は推奨されていません。しかし、外気浴は、ぜひやってくださいね。光を感じることは、昼と夜の違いを知っていくきっかけにもなります。そして、皮膚への刺激で、体温調節が上手になったり、抵抗力もついてきます。

【外気浴の方法】

(1)まずは、室内で窓を開けて、外気に触れるようにする。最初は5分前後からが良いでしょう。赤ちゃんの様子を見て、気持ちよさそうであれば、少しずつ時間を延ばしてみましょう。(直接、風は当たらないようにしましょう)

(2)穏やかな天気の日に、抱っこしてベランダなどに出てみましょう。直接、日光が当たるような場所は避けましょうね。ママの笑顔と、青空に赤ちゃんも微笑むかも♪

(3)さぁ~ここまできたら、次はお散歩に出かけてみましょう。最初は30分前後を目安に。日差しが強いときには、日陰を選んでくださいね。抱っこでも良いですし、ベビーカーでも良いです。


頭の形が変になっちゃった


頭がいびつ(涙)
おでこが変形してるのわかります?

ドーナツ枕などが売られていますが、嫌がる赤ちゃんもいます。まだ、やわらかい赤ちゃんの頭は、同じ方向を向いてばかりいると、いびつになることもあります。私の息子は、思いっきりいびつでした。真上から見ると、ひし形になっていました(笑)

しかし、現在は普通の形に。私の経験で、月齢が大きくなるとともに、自分で頭を動かせるようになり、頭の形も戻っていきます。それでも、極端な変形型にならないよう、おもちゃを利用して、いびつと反対向きになるようにしてみたりと、やってみるのも良いでしょう。



うつぶせ寝に要注意


乳幼児突然死症候群(SIDS)という言葉を聞いたことありますか?うつぶせ寝だけが、直接的な原因とは言い切れないのですが、まだ自分の意思で体を動かせないうちは、リスクのひとつといって良いと思います。

赤ちゃんが泣いて嫌がるのでなければ、上を向かせていたほうが安心でしょう。とはいえ、上を向いていても、何かの拍子に、顔に物がかかることも考えられます。この時期は、寝ていても目を離さないことが大切です。

私の場合、息子がこの時期は、声が出なかったのもあるのですが、家事をするときなどは、クーファンなどを利用して、自分の目の届く範囲に置いておきました。ベッドの位置が台所などから、遠い場合には、利用してみましょう。

寝ている間は、そっとしておこう


寝ている間は起こさない♪
寝ている間は、ママの休息時間♪

「3時間おきに授乳とあるのですが、もっとたくさん寝ちゃって・・・起こしておっぱいを飲ませているのですが、それでいいのですか?」という質問をいただいたことがあります。

寝ているときは、そっと寝かせてあげましょうね。気持ちよく寝ているということは、赤ちゃんの不快指数がゼロということです。3時間おきの授乳は、目安であって、絶対ではないのです。赤ちゃんが寝ている間は、そっとしておいて、ママもわずかな自分の時間を大切にしてください。


パパ、お風呂いれてね!


1ヶ月健診で、大人と一緒のお風呂が解禁になってきたら、ぜひパパもお風呂に入れてみましょう。まだ、首がすわっていないので、ちょっとドキドキかもしれませんが、お風呂に入って気持ちよさそうな我が子の表情は、最高ですよ♪

こういった時間に、ママも家事をすることができるので助かります。そして、女の子の場合、ある程度の年齢になると「パパとは入らない!」と言う子も出てきますので、小さいうちだけ!と思って、パパから積極的にお風呂は入ったほうがいいと思います♪

ママも1ヶ月健診を受けましょう


子育てで、頭がいっぱいになり、つい無理をしてしまうママ達。しかし、産後の体はデリケートです。目に見える体の回復は良いと思っていても、子宮の収縮など、体の見えない部分はわかりません。しっかりと、出産した病院等で、診てもらいましょうね。そこで、体調O.Kのサインが出れば、セックスも大丈夫になります。

ということは、2人目妊娠!ということもあるわけです。パパとしっかりと話し合い、しばらく2人目は・・・という場合は、避妊を忘れずに。

余談


保育園入所を考えている場合、少しずつ哺乳瓶の乳首に慣れさせておきましょう。少し面倒ですが、搾乳して哺乳瓶で飲ませる。これをしておくと、いざ保育園!となったときの心配が、ひとつ減りますよ♪



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★最後まで読んでくださってありがとうございます。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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