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競争が激化する電子マネー業界
更新日:2009年11月16日
楽天が電子マネーEdy(エディ)を運営するビットワレットを子会社化し、電子マネー事業に本格的に参入することを発表しました。Edyを取り込むことで、楽天市場における決済手段を増やすほか、楽天での支払いで使用するスーパーポイントを、コンビニや飲食店などでも利用したりチャージしたりできるようにするとか。これによってEdyが勢いを持てば、当然電子マネー業界にも影響がありそう。
電子マネーで5000万枚という国内最大手の発行枚数を誇るEdyの運営会社「ビットワレット」。電子マネー運営の先駆けですが、経営基盤が脆弱で、09年3月期は経常収益45億円に対し純損益が57億円の赤字になるなど、厳しい状態が続いていました。そのため、ネット最大手の楽天との提携は資本面、営業面で願ってもない展開といえるでしょう。
一方の楽天はネット通販が急成長する中、クレジットカード(楽天KC)、デビットカード(イーバンク)、ポイント(スーパー楽天ポイント)に続いて、Edyというプリペイド方式の電子マネーを獲得して、決済手段で業界をリードする体制を確立しました。特にスーパー楽天ポイントとの連携を見据えた戦略が可能になり、今後の魅力が増します。その意味で、今回の提携は、両者にとって悪い話ではないでしょう。
ただ、楽天側がEdyの子会社化を急ぐと、大手コンビニのすべてに入り、これから電子マネーの基軸通貨になろうとするEdyの長所を削ぐことになりマイナス。楽天にはEdyを泳がせる度量の広さが求められます。