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更新日:2007年11月30日

日米スーパーシニア親善野球公式Tで応援を

編集部 All About 写真

太平洋戦争で戦った日米の元兵士たちが武器を捨てて野球をしたい!そんな永遠の野球少年の夢が12月18~19日ハワイで実現。選手や応援団が着る公式Tシャツをデザインしました。Tシャツを買って運営資金のご支援を!

文章:久米 信行(All About「Tシャツ」旧ガイド)

75歳以上の元兵士/現野球選手がハワイで親善

武器の代わりにボールとグローブを持って集合今
武器の代わりにボールとグローブを持って集合
NPO法人グローバルキャンパス(エルダー旅倶楽部)代表の大社 充さんがご来社されたのは、半年ほど前のことでした。そして、野球ファンならずとも、その光景を思い浮かべるだけで泣いてしまいそうな夢のある美しい話を教えてくださったのです。

米国フロリダ州セントピーターズバーグという街に、75歳以上が入団資格で平均年齢が80歳を超える野球チームがあるそうです。その名は「Kids & Kubs

このチームには、太平洋戦争に従軍し日本軍と戦った経験をもつ選手が15名もいらっしゃいます。彼らは「戦争で日本人と戦ったが決して日本人が憎かったわけではない。平和になった今、かつて武器を手にして戦ったが、それをグローブとボールに持ち替え野球の試合がしたい」という願いを持っている、との話を、大社さんは知人から聞いたそうです。

その話に感動した大社さんたちは、2007年1月、セントピーターズバーグに、この野球翁たちを訪ねました。そして、日本チームとの親善試合を希望するという15名の意思を確認してきたそうです。

そこで、一念発起。太平洋戦争に従軍したKids & Kubsのメンバーの願いに応えるべく、日本チームを編成し、「日米スーパーシニア親善野球試合」を実現しようと、有志を募っていると聞きました。

公式Tシャツ制作で永遠の野球少年の夢をかなえたい

掛布選手も公開練習に参加
掛布選手も公開練習に参加
しかし夢の実現には、日本での選手集めと運営資金が必要です。これから企業や個人の協賛を集めなければならないとのこと。

「このイベントに、ぜひTシャツやPRなどで協賛して欲しい。」と嬉しいリクエストをいただきました。

おそらく「最初で最後の試合」になるでしょう。私は、この感動的な企画に、もちろん二つ返事でTシャツの寄付や販売協力を申し出ました。

そして、このTシャツデザインだけは、自分で....と決意しました。きっと、この試合に参加する選手や家族にとって、それが生涯最高の思い出の一つになるだろうと思ったからです。着るたびにその感動がよみがえるような特別なTシャツを作ろうと心に誓いました。

その思いは、先日開かれた記者会見で、参加を決意した75歳以上の選手のみなさんのお話をうかがって、より確かなものになりました。お一人おひとりのお話には、野球への情熱が、平和への願いがあふれていました。

これは、生半可な気持ちでいい加減なものを作るわけにはいきません。

オーバー・ザ・レインボウズのためのデザインは

何度も何度もスケッチを繰り返す
何度も何度もスケッチを繰り返す
しかし、デザインは難航を極めました。もともと、大社さんはじめ運営委員会の方々はボランティア。本業を全うしながらのお仕事です。一番、肝心な野球チームの名前も、公式マークやロゴも決まらないままに、11月半ばになりました。大社さんと私の連絡もメールが中心です。

結局、オーバー・ザ・レインボウズという名前だけが決まり、あとは、スポンサーのロゴをどこかに入れること以外は、全て私におまかせということになりました。

しかし、私には、主催者の大社さんにぜひ確認したいことがありました。この大会は、「戦争反対」をうたう「平和のイベント」なのか、それとも「永遠の野球少年」に拍手を送る「フィールド・オブ・ドリームズ的イベント」なのかということです。それによって、当然ながらデザインもメッセージも変わるからです。

大社さんからのメール回答は、後者でした。75歳を超える大先輩選手たちに「永遠の野球少年」を見たそうです。わが意を得たり!です。

それならTシャツの生地色は「青春」「夏の日の青い空」の「青」で行こう。プリント生地は、「白球」「ユニフォーム」「夏に空」の「白」にしよう。

しかし、これからが悩みでした。

オーバー・ザ・レインボウズという聞いたことの無い名前が原因です。ただ虹の七色を並べても陳腐で、見たことがあるようなサーフTかロックTになってしまいます。

最初は、米国選手にプレゼントすることもあり「日本」を意識して、虹....という一字を使おうかとも思いました。また、シンプルなロゴTシャツなら無難で美しいとも迷いました。しかし、それらでは「永遠の野球少年」というイメージからは遠ざかってしまいます。

悩みに悩んだ結果、結局は、画用紙に何度も鉛筆でスケッチした絵の一つがでデザインのベースとなりました。

 >>>完成した公式Tシャツのデザインは

(執筆者:久米 信行)

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