カジュアルファッション

更新日:2007年09月19日

小布施Tシャツ畑公募展とカンタン自作教室

編集部 All About 写真

小布施を愛し移り住んで1分間映画祭などを企画する映像作家 花井裕一郎さん。10/4~1ヶ月間、砂浜美術館の協力で誰でも参加OKの[Tシャツ畑]展を企画。10/6には家族で楽しめるTシャツ制作教室も開催。

文章:久米 信行(All About「Tシャツ」旧ガイド)

小布施の魅力はセーラさんならずとも粋人を引き寄せる

花井さんのライフワークは小布施の映像をアーカイブすること
花井さんのライフワークは小布施の映像をアーカイブすること
長野県の小布施と言えば、地域おこしで最も成功した町として、全国にその名を知られています。

小布施の素晴らしさを再発見した一人、青い目の利酒師セーラ・マリ・カミングスさんの圧倒的にパワフルな講演・著書・ドキュメンタリーなどで感銘を受けた人も少なくないでしょう。

しかし、小布施に魅せられ住み着いてしまったのはセーラさんだけではありません。映像作家 花井 裕一郎さんもその一人。もともとTV番組で私を取材してくださったのがご縁でした。ある日、花井さんは意を決します。小布施の古きよきもの.こと.ひとを撮影して遺すことがライフワークだと直感するのです。

そして、桝一市村酒造場に入社し、セーラさんら地元の仲間たちたちと一緒に小布施ッションなどおぶせ再発見のプロジェクトを次々に形にしていくのです。


北信濃小布施映画祭は1分間映画の祭典

今年は1分間映画先進国クロアチアとも交流
今年は1分間映画先進国クロアチアとも交流
花井 裕一郎さんのお仕事の数々の中でも、最も花井さんらしくて、私が心惹かれるのは北信濃小布施映画祭のコンペ部門 60秒シネマコンペティションです。

たった1分間で何が表現できるのか?と思われるかもしれません。しかし、過去の入賞作を見れば、どれも個性あふれる表現ばかり。むしろ、短歌や俳句と同様に、短いからこそ「ありのままの自分」と「着想」が問われるとさえ感じます。

今年の開催は、11月24日ー25日。1分間映画の先進国、クロアチア「CROATIAN MINUTE MOVIE CUP」の入賞作品を招待作品として上映する予定だそうです。世界40か国から200本のエントリーがあり、そこから選ばれた60本が公開されます。きっと見応えある交流になることでしょう。


手に入れた600坪の畑に和綿とTシャツの花を咲かせる

何もない畑と倉庫がどのように姿を変えるのか
何もない畑と倉庫がどのように姿を変えるのか
そんな「小布施発参加型アートイベント」を次々に夢想する花井さんが、次にひらめいたのが「Tシャツ畑」プロジェクト。ある日、一通のうれしいメールが届きました。

「先日より妄想を現実化ということで、こちらの祭り好きメンバーと企画書をかきはじめました。勝手に「Tシャツ畑」プロジェクトとしています!!」

花井さんと再会してお話を聞けば、縁あって600坪の畑と倉庫のオーナーとなったとのこと。そこで、砂浜美術館のような1000枚のTシャツがはためくTシャツアート公募展を開きたいとおっしゃるのです。そして、自作のTシャツデザイン画に加えて、そのTシャツを着る人への手紙も合わせて展示したいと熱く語られました。

それだけでも、Tシャツを愛する一人として涙ものなのですが...さらに、その畑を「オーガニック和綿畑」にしたいとまで力強く続けられたのでした。いずれは「メイドインおぶせ」の和綿でTシャツを作りたい!!そのTシャツでTシャツ展をやりたい!!....驚くべき長期ビジョンに基づくプロジェクトなのでした。

企画書には、こんな言葉が並んでいます。

「信州小布施には、日本一の大河・千曲川が、日本海を目指してゆったりと流れています。その広大な河川敷はむかし、菜種油を取る菜の花が、一面に黄金色に咲くために「黄金島(こがねじま)」と呼ばれていました。黄金島は、コットン(木綿)の産地でもありました。小布施人が紡いで織った木綿布は、花のお江戸にも運ばれていたといいます。

江戸時代にTシャツがあったなら、お江戸の粋人たちは、小布施産のオーガニック・コットンのTシャツに、どんな図柄を描いたことでしょう?

そのころ、日本のアニメ作家の草分けとも言われる絵師・葛飾北斎が、この地で晩年の日々を過ごしていました。北斎が滞在中に訪れたお寺や神社、眺めた山や川は、そのころのままに残っています。庶民的な俳句で知られる小林一茶が、小布施人と親しみながら俳句を詠んだのも、このころのことです。」


砂浜美術館も私たちも「見果てぬ夢」に協力します

1ヶ月の間にTシャツが1枚2枚と増えていきます
1ヶ月の間にTシャツが1枚2枚と増えていきます
この美しい夢に、Tシャツを愛する友人たちが共鳴しないはずがありません。

まずTシャツアート展の草分け「砂浜美術館」のみなさんが企画運営のご協力をしてくださることになりました。

また、エコロジーチャリティ2007「JMAATシャツアート展」を主催したJILLA JMAAプロジェクトでもクリエイターに参加の呼びかけをしてくださっています。

さらに気軽にTシャツショップを持てる「デザインガーデン」でも公募のご案内と出展をしていただけるそうです。

私たちも、もちろん「オーガニックコットンTシャツ」の制作でお手伝いをいたします。

さらに、私自身も10/6土曜日の14時から会場にはせ参じます。そして、地元の小中学生や有志も交えながら、誰でも参加できてカンタンにTシャツを自作できる「ワークショップ」の講師をつとめます。ステンシルなどもご用意しますので、絵が描けない人でも大丈夫です。参加費・Tシャツ代・消費税込みで、お1人様2,000円、お2人様以上ご参加ならお1人あたり1,500円という「ほとんど原価の友情価格イベント」です。

10月のベストシーズンに小布施界隈を旅される方は、ぜひ「Tシャツ畑」をお訪ねください。その時、自分や家族が作ったTシャツがはためいていたら、きっと心から感動するでしょう。公募展やワークショップにもぜひお気軽にご参加ください!

ちなみにTシャツが毎日1枚2枚と増えて花開く様子を、花井さんはカメラに収めて、1分間映画にするそうです!!


 ▼おぶせTシャツ畑プロジェクト
  http://www.t-obuse.com/

(執筆者:久米 信行)

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