文章:久米 信行(All About「Tシャツ」旧ガイド)
待望の入門書「インディーズTシャツバイブル」
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| バイブルに登場した100枚は、すべて読者にプレゼントされる |
ひとたび、Tシャツを自分でデザインする楽しさを知ったら、しかもそのTシャツが、誰かに見初められ、末永く着られる喜びを知ってしまったら、もはや後戻りはできないでしょう。
昨今のインディーズTシャツを巡るムーブメントは、その「禁断の創作行為」を通じて、自己実現の「蜜の味」を知ってしまったデザイナーたちが、日々増え続けていることを意味していると考えます。
このたび発刊された「インディーズTシャツバイブル」は、そんなインディーズTシャツ界の知る人ぞ知るカリスマたちのライフスタイルやTシャツ作品にスポットを当てた待望の一冊です。さらに、これからインディーズTシャツのクリエイターを目指す人たちに、Tシャツの作り方・売り方の基本を示した絶好の入門書でもあるのです。
このバイブルが、Tシャツをデザインする喜びを知るフリークたちを、ますます増やしてしまうことは間違いないでしょう。
インディーズTシャツ・デザイナーという生き方
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| 1枚1枚Tシャツをオートクチュールしてしまう粋人もいる |
この本のパート1と3では、「インディーズTシャツ・デザイナーズ12人衆」が紹介されています。
そこには、これまでのTシャツの常識を、デザイナーの概念を破る発想も渦巻いていて、驚かされます。例えば、一点モノに徹底的にこだわるUndo-1の池田裕一さんの言葉に耳を傾けてみましょう。
「僕が目指すのは、ほかでは決して見ることのできない、いわばTシャツのオートクチュール。Tシャツという表現の場で、ひときわ強い個性を主張していきたいんです。」
そして、ここで紹介されている作品「LOVE&PEACE」を見れば、手描きのイラストやロゴと合わせて、ジーンズを裂いて創ったオリジナルの生地がTシャツに縫い付けられていて、独自の世界を表現しているのです。貼り付けられているのです。
ファッションの業界において、最も安価で大量生産もしやすいTシャツは、往々にして「スソモノ」と揶揄されることが多かったのです。しかし、それを一点モノとして、しかもデザインから縫製まで、すべて1人で手がけるというのは、まさに驚きとしか言いようがありません。
しかし、こうして生まれた特別なTシャツも、そのTシャツを愛用する特別な人も、とても幸せでありましょう。もちろん、それを創造した人も.....。たかがTシャツに心が宿るまで愛情を注ぐことが、本当の贅沢なのかもしれません。
鼻歌だって木彫りのパンダだってTシャツになる
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| 自分が着たいと思うTシャツを創造するのが基本 |
もちろん、このTシャツバイブルには、ユニークなインディーズTシャツ作品が100枚も紹介されています。
あるTシャツには惚れ込み、あるTシャツには嫌悪を覚え、あるTシャツには大笑い。インディーズTシャツを眺めることは、脳科学的に言うならば、アハ体験の連続となるでしょう。
なぜそうなるかというと....それぞれ、自分が面白いと思うデザイン、着たいデザインを、常識も流行もマーケティングも関係無しに「無頓着」に作ってしまうからでしょう。
例えば、Monkey Pancho☆の伊藤 彩さんは、「ある日なぜかふと思い浮かんだ『さるっゴリラチンパンジー♪』の替え歌」を元にTシャツを作りました。
また、月華(GEKKA)のコボリさんは、「着物の妖艶な人=どちらかというと日陰の存在=太陽にあらず=月のような陰のイメージ」の女性をたくさん描いていくそうです。
そして、伊藤製作所の伊藤 康一さんは、おなじみの北海道土産「鮭をくわえた木彫りの熊」を「白黒のパンダ」に塗り替えた挙句に、それをTシャツにしてしまいました。
こうなると、もはや「人の数だけTシャツがある」と言っても過言ではないでしょう。
それでは「私もインディーズTシャツ・デザイナーの仲間入りをしたい」と考えている人は、どうすれば良いのでしょうか?
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Tシャツを作って売るには