文章:久米 信行(All About「Tシャツ」旧ガイド)
里山にリニアの秘密基地がありました
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| 目にも止まらぬ速さでトンネルからトンネルへ |
先日、「もう既にココにある未来」を体験してきました。東京商工会議所主催の「超電導リニアモーターカー試乗会」で、山梨実験センターを訪ねたのです。
何もない山里に、あたかも秘密基地のように、その実験施設は作られていました。そして、何の飾り気もない金網の向こうを、突然、目にも留まらぬ物体が走り抜けたのでした。
かの立花 隆氏が、会う人会う人にリニアモーターカー試乗を勧めていた新聞インタビュー記事が頭をよぎりました。時速500kmで走る(飛ぶ)物体を、無人運転で、3センチの精度で制止させるというのです。かなり凄い。ちょっと怖い。
しかし、この試乗会企画、FAXが流れるやいなや、多忙な経営者たちから応募が殺到、30分でバス2台分の定員オーバーという大人気ぶり。きっと、そこには、昨今感じることの少なくなった「わかりやすい未来に向けてのドキドキ」があるからでしょう。
あまりに静かに呆気なく時速500kmに達した驚き
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| 車輪で走るのは最初だけ。空を飛ぶのです。 |
愛・地球博では、大行列の末、在来線のようなデザインのリニモが時速100kmで走るので興奮は少なかったかもしれません。しかし、この山梨実験センターでは、完全予約制で、空を削るノミのごとき先鋭的デザインの新車両で、本当に500kmを体験できるのです。
未来車両が走り始めると、最初はごく普通の電車という感じ。しかし時速100Kmを超えて、車輪走行モードから浮上モードに変わり、滑空を始めた瞬間、異次元の乗り心地に変わります。そして、デジタル速度計はあまりにたやすく上昇を続け、500kmという実感もないままに、ギネス公認記録に近い、生涯最速走行を体験したのでした。
実は、電磁波過敏の私は、ちょっと怖かったのですが、気がついた時にはもう滑空体験も終わり、特に違和感も覚えることはありませんでした。今春、皇太子殿下も試乗されているそうなので、JR東海も安全性に自信を持っているのでしょう。
そうです。リニアモーターカーは、その気になれば、レールさえあれば、明日にでも開業できそうなほど、完成度が高かったのでした。
万博限定ラインアートTシャツが欲しい
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| わかる人にしかわからないデザイン |
生まれた翌年に東海道新幹線が開業したこともあって、個人的には、いまはなき美しき0系ひかりに特別な感情をいだいてきたのですが....この超電導リニアモーターカー、マグレブたちの異形にも一目ぼれをいたしました。
しかし....残念ながら、山梨実験センターで売っていたTシャツは、このマグレブたちがさりげなく垣間見せる未来を感じさせるものではありませんでした。また、どこかかわいらしいひかりや、ちょっとユーモラスなのぞみとも次元の違う独創的な機能美を訴えるものでもありません。
そこで....探しました。そして見つけました。
美しきマグレブのTシャツを。インターネットにて。ところが....そのTシャツ、もはや会期終了間際の万博会場限定品なのでした。
胸にはさりげなくほこらしくギネス記録の581キロ
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| この数字にピンと来る人がいたら超電導仲間 |
Tシャツには2タイプあったのですが、私が魅せられたのはラインアートTシャツです。
胸には「MAGLEV EXPERIMENTAL 01」と地上最速の証「MAX581km/h」の文字がシンプルに描かれています。大げさに、リニアモーターカーとかJR東海とか書いていないところが素敵です。もちろんモリゾーやらキッコロやらもいません。
しかも、あえて車両イメージの青などを使わず、ピンクにしているところがスゴイ。誰がデザインしたのでしょうか?
これなら、ぱっと見ただけでは、愛・地球博のJR東海超電導リニア館限定Tシャツだとはわからないでしょう。それでいて、私のようにリニアモーターカーに乗って価値観が変わった人同志とは、たやすくリンクできるキーワードが秘められているのです。
しかし、本当に素敵なのはバックプリントのデザインです。
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私が惚れ込んだラインアートは