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進化を遂げた2穴パンチ「アリシス」(2ページ目)

約120年ぶりに進化を遂げた小型2穴パンチ、カール事務器の「アリシス」。従来品よりもおよそ半分の力でパンチできるようになっているという、その機構そして使い心地を紹介します。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド


メカニカル感タップリの押し心地

カール事務器 2穴パンチ アリシス
これまでの2穴パンチと重さもほとんど変わらない印象。

本体を手にとってみると思っていたよりも軽い。二重テコという新たな機構が備わっているので、てっきり重くなっていると想像していたので、ちょっと意外だった。

手にして実感するのは、本体の質感の良さ。メタルボディには塗装されているのだが、おそらくこれが何層にも塗装されているようで一目見ただけでその深みが感じられる。

メタリック塗装にもなっていて、まるで自動車の塗装のようでもある。

カール事務器 2穴パンチ アリシス
機能性だけでなく、美しさも追求した「アリシス」。
深みのあるメタリック塗装

パンチとしての基本デザインは従来のものと比べ、大きくは変わっていない。しかし、出すべきところは出し、コンパクトにすべきはコンパクトに、といった具合にメリハリを効かせ、より引き締まったデザインにまとめられている。

まずは、紙を挟まない状態で「アリシス」のハンドルに手をかけて押し込んでみた。
カール事務器 2穴パンチ アリシス
ハンドルを押し込むとカチャリとメカニカルな音がする。

これまでのパンチのようにバネの反発のような押し心地とはまるで違う。例えて言うならメカニカルな押し心地といった感じ。

耳をすますと、押し込んだ時にかすかに「カチャリ」という音がする。

心臓部である二重テコ機構の部分を見てみると、奥にこれまでのバネを使ったテコ、そしてその手前に円柱状のピストンバーに取り付けられたもう一つのテコが見える。

カール事務器 2穴パンチ アリシス
「アリシス」(左)には、ピストンバーの下にもうひとつのテコがあるのは見える。

ハンドルを押し込むと、この二つのテコが動き出す。押し初めからずっと同じ負荷になっているようだ。

カール事務器 2穴パンチ アリシス
ハンドルを押し込むと、その2つめのテコが沈み込んでいく。


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