ペンの長さに合わせて調整可能なペンケース

子供の頃は「筆箱」と呼んでいたが、大人になると「ペンケース」と呼ぶようになる。子供の頃は、確かに箱型だったものを使っていたが、それがしだいにいろいろな形になっていくからなのだろうか。いずれにしてもここ数年大人向けのペンケースがいろんなデザインで出てきていて、私たち大人を楽しませてくれている。

そうした大人のペンケース市場にまた一石を投じそうなものが登場した。

「whole grain MUSTARD／ホール・グレイン・マスタード」のペンケースだ。

チューブ型という新しいスタイル

ペンケースというと、円柱のカタチをしたものが多い。しかし、これはどうしたことだろう。底は円柱だが、上に行くにしたがって、その筒型はだんだんとしぼんでいく。ちょうど歯磨き粉のチューブのキャップの部分をとってしまったようなスタイルだ。

上半身は帆布製、下半身は本ヌメ革という、いかにも頑丈な造り込み。


特に帆布は高密度9号帆布というものが使われている。帆布といえばとてもコシがあり、がっちりとした素材だが、これはそのハイエンドタイプということになる。

この帆布にさらにパラフィン加工を施し、これによりパリッとした質感を生み出している。このパリッとした質感の理由は後で詳しくご紹介したい。