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香りも愉しめる万年筆インク ink for man

万年筆を使い始めると、こだわってみたくなるのがインク。今回ご紹介するのは、なんと香りつきのインク。今までとはちょっと違う万年筆ライフが愉しめます。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

エルバン インク フォー マン
香りつきインク エルバン インク・フォー・マン

万年筆の愉しみ方は色々とあるが、そのひとつにインクがある。インクボトルからインクを直接吸い上げる吸入式やコンバーター式万年筆であれば、純正インク以外にも、他ブランドのものまで使うことができる。その種類は大変多く、ひとくちにブルーのインクといってもブランドごとに微妙な違いがある。そんな中から、自分の好みの色を探し当てたときの喜びは格別。万年筆と違ってインクは1本数千円とそれほど高いものではないので、手軽に味わえるのもうれしい。

そんなたくさんあるインクの中から今回はエルバン社の「インク・フォー・マン」を取り上げたい。このインク、なんと香りがついているというもの。これまでの色で愉しむということだけでなく、また違ったインクの愉しみが味わえる。

エルバン インク フォー マン



フランスの老舗インクブランド エルバン

エルバン インク フォー マン1966年までフランス全土の小学生の指定色だった「ヴィオレパンセ」以前に、シーリングワックスの記事でもご紹介したエルバン社。もともとはシーリングワックスで創業したブランドだが、現在では、むしろインクのエルバンとしての方が有名だ。1670年のエルバン社の創業から遅れること30年、1700年にはすでにインクの生産を開始していたという長い歴史をもっている。特にヨーロッパにおけるその知名度は大変高く、1792年には、最後の神聖ローマ皇帝フランツ2世が即位の際にエルバンのインクが献上されたと言う。こうした歴史的な場面で使われてきたインクでありながら、一方では、フランス国民にとって大変親しみ深い存在でもある。1800年頃の第一帝政時代から1966年という長きに渡り、フランス全土の小学生の指定色インクとして、エルバンの「ヴィオレパンセ」というパンジーをイメージした紫色が使われていた。

紫色が小学生の指定色というのは、黒で育った我々日本人からすると、とてもユニークな感じがするが、確かに、同じフランスのロディアの罫線も紫色なので、フランスでは紫色がごく普通の色なのかも知れない。

ちょっと、話が横道にそれてしまったが、エルバンは皇帝から国民まで幅広く知られたインクブランドなのだ。

>>次のページでは、「インク・フォー・マン」をご紹介
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