ステーショナリー・文房具/ボールペンを愉しむ

人気上昇中のラミーのペン。そのレアモデルに注目。 ちょっとレアなラミーのペン

今や、有名になりつつあるドイツのペン、ラミー。その中で、まだあまり売られていないレアモデルでまわりと差別化してみませんか。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

ラミー LAMY

独自の地位を確立しているドイツの筆記具ブランド ラミー

ドイツはハイデルベルクで1930年に創業した筆記具メーカー。ドイツの筆記具といえば、モンブランやペリカンを思い浮かべる人も多いと思うが、ラミーは同じドイツにあってその2強とはまったく違ったブランディングを行ってきた。

ラミーがペンの中で重要視しているのが、デザインだ。今でこそ、インダストリアルデザイナーがペンを手がけるというのは珍しくないが、ラミーはいち早く、インダストリアルデザイナーとのコラボレーションを行ってきた。

その代表がブラウン社で確固たるデザインを確立したゲルト・ハルト・ミューラー氏によるラミー2000やオリベッティ社のタイプライターのデザインで有名なイタリアのインダストリアルデザイナー、マリオ・ベリーニ氏によるペルソナなど、あげればきりがないほどである。

そのどれもが、とってもシンプルでありながら、独特の存在感を放っている。書くという道具であることと、デザイン的なすばらしさを両立したものばかりだ。

今回は、そんなラミーの中から、日本ではあまり売られていないちょっとレアなラミーをご紹介する。


蛍光マーカーとボールペンが1本にまとまったピックアップ

ラミー ピックアップ LAMY pickup■ ラミー ピックアップ 6,300円

ラミー ピックアップ
クリップが巧みに折り曲げられているデザインが秀逸
3色ボールペンやボールペンとシャープペンが一緒になった多機能ペンなど1本で何役もこなしてくれるこうしたペンはとても便利な存在だ。でも、ボールペンと蛍光マーカーという組み合わせはかなり珍しい。そんな異色な組み合わせでもラミーらしいシンプルなデザインに仕上げられている。ちょっと見ただけでは、ふつうのボールペンにしか見えない。まさか、蛍光マーカーが入っているとはだれも思わないだろう。

まず、ボールペンから見てみると、ボディをツイストするとペン先が現われてくる。と、ここまでは、よくあるボールペンとなんら変わることはない。

ラミー ピックアップラミー ピックアップ
ペン先収納時
ペン先を出すとペン先を固定しているスリーブが微妙に引っ込む
肝心の蛍光マーカーはどこから出てくるかといえば、これがとてもユニークなものになっている。ボディ中央にある意味深な黄色のボタンを押してみると、ペン先の反対側からぴょこんと、黒い軸がとび出してくる。引っ張り出すと、それが蛍光マーカーになっているという訳だ。

ラミー ピックアップラミー ピックアップ
ボディ中央の黄色いボタンを押すとマーカーが出てくる。
出てきたマーカーはこの短さのまま使う。
蛍光マーカーは常日頃から使うものではなく、ちょっと気になったところをマーキングするというのが本来の目的だから、短めではあるけれど、これくらいのマーカーで十分といえば十分だ。嬉しいことに、蛍光マーカーは替え芯(リフィル)が別に用意されているので、末永く使い続けることができる。

ラミーらしいデザインをしっかりと残しつつ、種類の違う2つのペンを見事に融合させている。

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