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更新日:2009年06月20日

本当に美味しいコーヒーを飲む官能と憂鬱

本当に美味しいコーヒーを求めて、農園の区画まで指定、丁寧に精製してシャンパンボトルに詰めて発送されるグラン・クリュ・カフェのコーヒーを、二種類のドリッパーで淹れました。

抽出口が大きなドリッパーで
グラン・クリュ・カフェのコーヒーを淹れる

グラン・クリュ・カフェ付属の説明書には、コーヒーの美味しい淹れ方が丁寧に書かれています。そこに「ドリッパーは二つ穴以上のものを」と書かれているのですが、今回、ガイド納富が使った二種類のドリッパーは、どちらも穴が一つです。ただ、その穴が大きいタイプで、コーヒーの抽出を抽出口でコントロールするのではなく、ペーパーと豆そのものに任せるものです。要はコーヒーが均等にスムーズに抽出されれば良いわけで、そういう意味では、この穴が大きな一つ穴タイプは、どちらも、とても淹れやすく、美味しく入ったと思います。

また、「ドリップポットを用意してください」と書かれていますが、ガイド納富は日本茶の急須をドリップポッド代わりに使っています。水の量や勢いのコントロールが簡単で小回りが利く上に場所も取らないので、ドリップポッドが無い方にはお勧めです。日本茶も淹れる事が出来て一石二鳥ですし。

コーヒーポットとドリッパーが合体するシステム
column「コーヒードリッパーギフトセット」

column「コーヒードリッパーギフトセット」7,035円(税込)
ドリッパー、コーヒーポット、ドリッパー受け皿のセット。

まず、最初に使ったのは、columnの「コーヒードリッパーギフトセット」です。このドリッパーの特徴は、一つ穴であることの他に、ティーポットとドリッパーのデザインが揃っていて、スタッキングが可能なこと。また、4杯分くらいは楽に入るサイズなのに、全体の見た目がコンパクトなこと。ドリッパーの受け皿もセットになっているので、狭いスペースでもスムーズにコーヒーが淹れられます。

一つ穴のドリッパーに容量450ccのポットの組合せ

ペーパーは普通の市販のものが使えるのですが、今回はグラン・クリュ・カフェに付属しているものを使いました。下部を二ヶ所折って、少し角度を緩くするだけで使えるのも気軽な感じです。また、いじましいことを言うようですが、グラン・クリュ・カフェの豆の使用量は、1杯なら20g、2杯なら36g、3杯なら48gです。つまり1杯より3杯淹れた方が、1杯分のコストは安くなる計算。ガイド納富は一度に沢山コーヒーを飲む方なので、奥さんの分と合わせて3杯分を淹れました。そういう淹れ方をするのに、ポット付きのドリッパーはとても重宝します。

コーヒー抽出後の様子。ドリッパーの下に受け皿を敷いている

ポットには蓋も付いていて、ガラス製のものに比べ、保温力もあり、カップに注ぐのにも風情があって良い感じです。注ぎ口は液だれも少なく、茶漉しも付いているのでティーポットとしても使えます。ドリッパーと同じ直径なので、重ねるとまるでコーヒーメーカーのような見た目になるのも面白いですね。欠点としては、どの程度コーヒーがトリップされたかが分からないので、お湯の量と、ポットの容量をきちんと把握して淹れる必要があることでしょうか。ガイド納富は、時々ドリッパーを浮かせて、ポットの中を確認しながら淹れました。

理論的に美味しさを追求したドリッパー
TORCH「ドーナツ・ドリッパー」

TORCH「ドーナツ・ドリッパー」3,150円(税込)

もう一つのドリッパーは、ポットやカップに乗せて使うタイプ。とはいえ、オーソドックスなコーヒードリッパーとは違い、ドーナツ型の木製の台に底に穴が開いたカップのような形状のドリッパーを置くというユニークなものです。使ってみて、まず最初に思ったのが、「何て洗い易いんだ」ということ。普通のコップのような形で、穴も一つだから、とにかく簡単に洗えます。ドリッパーとして、洗い易さはナンバーワンではないでしょうか。

フィルターは市販のものをこのように折って使う

また、角度が急になっているため、同じ豆の量でも層の高さが厚くなり、「注がれた一滴のお湯と、コーヒー1粒1粒の接する時間が減り、お湯が出口に到達するまでに接する、コーヒー粒の個数が増えるのだそうです。そして大きく開いた穴は、コーヒーとペーパーでだけ、抽出時間をコントロールします。さらに、内側に段々を付けて、側面をお湯が滑り落ちないように、つまり、お湯がコーヒー粒となるべく出会えるように工夫されている訳です。

付属のタンパーでコーヒーの中央に凹みを作り、そこにお湯を注いでいく

角度が急なので、コーヒー豆を入れると中央が膨らんだ状態になりやすいのですが、それを防ぐためのタンパーも付属しています。このタンパーで豆の中央を押して凹みを付けると、お湯も注ぎやすくなるし、この急角度の形状でも、コーヒー全体にお湯を行き渡らせることが出来るのです。ガイド納富が実際に使ってみた感じとしても、この凹みを作ることで、お湯が注ぎやすく、ガイド納富のような素人でも、上手く淹れられたのではないかと思いました。

ドリッパーによっても変わる味わい

columnのドリッパーでグラン・クリュ・カフェのコーヒーを淹れた

実際に飲んでみると、グラン・クリュ・カフェの「テイスティングプラン」、コロンビアのベジャビスタ農園のコーヒーは、まず、コーヒーらしい苦味がナッツのような香ばしい香りとともに立ち上がり、すぐにフルーティーな酸味が感じられます。そして、すーっと口の中全体が甘くなって、チョコと柑橘系が合わさったような爽やかな甘味が後味として残りました。何と言うか、コーヒーの味と言って思い浮かぶ様々な要素が、凄く高いレベルで現れては消える感じで、とても「コーヒーを飲んだ」という満足感が得られる感じでした。

結構酸味が強いのですが、その酸味自体が気持ち良く、酸味があるコーヒーが苦手なはずの、うちの奥さんも「これは美味い」と飲んでいました。中学一年の息子も「これは砂糖が要らない」と言っていました。香りが甘く、イヤな味が全く無く、とても美味しいコーヒーでした。

TORCHのドーナツ・ドリッパーで淹れたグラン・クリュ・カフェのコーヒー

columnの「コーヒードリッパーギフトセット」で淹れたものは、どちらかというとコクが強くでた感じでした。最初に感じる苦味と焙煎の香りがやや強めで、最後の甘味も強くでました。一方で、TORCHの「ドーナツ・ドリッパー」で淹れた方は、苦味や甘味が主張し過ぎず、スッキリした味わいで、爽やかな酸味と甘味が交錯する感じでした。どちらも、とても美味しかったし、豆の実力を十分引き出していたと思うのですが、比べてみると、少しだけ味が違います。どちらが美味いというより、そんな風に違いが出る事が面白いと思うのです。

ガイド納富の「こだわりチェック」

グラン・クリュ・カフェには、詳細な豆の情報や物語が書かれた解説カードが付属している

ドリッパーというのは、シンプルな割に手軽に美味しくコーヒーが淹れられる、とても優れた道具だと思います。ガイド納富は、仕事でかなり沢山のコーヒーメーカーで淹れたコーヒーを飲んできたのですが、どれだけ高価なコーヒーメーカーで淹れたコーヒーよりも、数百円のプラスチックのドリッパーに、ちゃんとしたペーパーフォルダーを付けたものの方が美味しいコーヒーが出来上がることも知っています。

そんなドリッパーの中でも、今回の二つは、かなりレベルが高いのではないでしょうか。どちらも、本当に、少しの丁寧さ(フィルタを指示通りきちんと折る、お湯はドリップポットや急須で丁寧に注ぐ、最初全体を湿らせたら数分蒸らす、といったこと)さえあれば、簡単に、美味いコーヒーを淹れる事が出来ました。特に、このグラン・クリュ・カフェのコーヒー豆を使えば、専門店とは言わないまでも、ホテルのラウンジなんかには楽勝と言えるほどの、本当に美味しいコーヒーを楽しむことが出来ます。

ガイド納富は、一度飲んだその日から、毎日グラン・クリュ・カフェのコーヒーが飲みたいと思い、毎日はもったいないから一日置きとか考えて、しかも、グラン・クリュ・カフェのコーヒーを一年分購入するシステム「コーヒーセラーオーナーズ」に申し込んでしまおうかとか考えています。しかし、「コーヒーセラーオーナーズ」は33万6000円。この美味しさで、その価格は決して高くないというか、むしろ安いとは思うのですが(実際、「テイスティングプラン」と比べても一杯あたりの価格は半分くらい)、それでも、一度に33万6000円は出せません。うーん、と考えながら、しかし「この豆を使って水出しコーヒーを作ってみようか」とか、そんなことも考えてしまいます。
<関連リンク>

グラン・クリュ・カフェ「テイスティングプラン・フルボトル」は、スタイルストアで購入出来ます
グラン・クリュ・カフェ「テイスティングプラン・ハーフボトル」は、スタイルストアで購入出来ます

グラン・クリュ・カフェのホームページはこちら
ミ・カフェート社のホームページはこちら

column「コーヒードリッパーギフトセット」の購入はスタイルストアで
column「コーヒードリッパー」のみの購入も可能です

TORCH「ドーナツ・ドリッパー」の購入はスタイルストアで
TORCHのホームページはこちら

グラン・クリュ・カフェのように、こだわった中国茶が飲める情報はこちらから

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