モノとしてのクオリティも考えたサービス
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実際に作ってみたブックカバー。
書家川尾朋子さんの作品をデザインしたもの |
ブックカバーは、写真の右側のカバーのように、文庫サイズのメモ帳に被せた状態で送られてきました。単にカバーだけで送られてくるよりも、何となく気持ち良くて、ガイド納富のブックカバーもこういう風にした方がいいのかも、と思いました。
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ブックカバーの中はシンプルな構造。
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ブックカバーの機能として見ると、サイズは固定であまり厚い本には対応しませんし、栞もなく、カバーと本との一体感もなく、ガイド納富オリジナルカバーに比べれば、まあ普通のブックカバーとしか言い様はないのですが、でも、価格を考えると、それなりという感じです。何より、結構手触りが良いのと、思った以上にプリントの質が高く、微妙な墨の表現を再現していたのは大したものだと思うのです。流石富士フィルムという感じでしょうか。このクオリティが出せるからこそサービスに踏み切ったということなのでしょう。
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色、サイズ、形が選べるTシャツ作成画面
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Tシャツも作ったのですが、こちらは、通常のTシャツだけでなく、レディース、ラグラン、スポーツ、長袖、フライス、七分袖、キッズ、ロンパース、オーガニックコットン、楽Tシャツに犬Tシャツと、様々な種類が用意され、色も豊富で、前にも後ろにも両面にもプリント可能。デザイン次第で、胸元のワンポイントも、バックの首元も全面も印刷可能というサービスの良さ。データは、写真をそのままプリントするならJPEGで良いのですが、背景を切り抜くならPNGファイルにする必要があります（バックを透明にしないと背景も印刷されてしまうのです）。そのあたり、データ作成はやや面倒なのですが、仕上がりはかなりのものです。
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作成したTシャツ。
書家小田川愛子さんの「興」をデザインしたもの |
このTシャツは、友人の書家小田川愛子さんの作品をモチーフにしたもの。展覧会で見た、この「興」という作品が気に入って、これがTシャツになってたら着たいなあと思ったのが、ガイド納富がデザインガーデンを使ってみようと思ったきっかけでした。まず、畳一枚ほどある作品を写真撮影して、文字だけを切り抜き（ここでも友人のデザイナー内山善文さんに手伝ってもらいました。上の写真のモデルも彼です）、PNGファイルにしたものを、白黒反転処理して、黒地のTシャツに仕立ててみました。「興」と書いて「おもしろし」と読む、この書の内容に合ったおもしろいムードに仕上がったと思います。
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隅の微妙な濃淡も再現するプリントはさすが富士フィルム
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同じデザインで反転処理を行わず灰色地に黒の、通常の作り方をしたのが上の写真のものです。墨の色はやや緑がかった感じになるのですが、濃淡はかなり再現されています。難しい墨の濃淡がこれだけ出るのですから、写真もかなりキレイにプリントされるはずです。Tシャツ自体も、とても着心地の良いもので、オリジナルアイテムとは思えない実用性の高さです。あ、同じ形でも色によって価格が違うので注意して下さい。
作った作品をノーリスクで販売出来る
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ガイド納富のブランド「TEXTLIFE」のページ
http://designgarden.jp/textlife/ |
そうやって、ただ作るのも面白いのですが、このデザインガーデンの愉しいところは、作った商品を販売出来てしまうところ。製作手順は、自分用を作る時と同じですが、その後、価格設定とか、現定数設定とか、そういう売るために必要な設定をして登録します。すると事務局の審査が入り、売っても問題ないと確認されれば、販売が開始されます。
販売は、自分のブランドを設定し、そのブランドのホームページ上で、自分のブランドの商品として販売される事になります。もし売れたら、販売価格から算出したロイヤリティを受け取る事が出来ます。上の図は、ガイド納富のブランド「TEXTLIFE」のホームページ。ここではTシャツを売っていますが、近々、ブックカバーも追加しようと思っています。
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タンブラーと絵葉書を販売中の「博士猫」のページ
http://designgarden.jp/hakaseneko/ |
ここは、友人のブランド「博士猫」。ここでは、左右の目の色が違う猫の「博士（ぷーしん）」の写真を使ったポストカードとタンブラーが発売されています。こんな風に、自分で撮った写真を商品にして販売出来るのは、売れる売れないとは関係なく、中々愉しいものです。売れなくても、自分の懐は全く痛まないのですから、気楽に色んな商品を作って遊ぶことができるのです。
ガイド納富の「こだわりチェック」
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オリジナルグッズが作れるサービスは、これまでにも色々ありました。その中でデザインガーデンが面白いと思うのは、まず、ホームページから画像を用意するだけで作れる気軽さ。そして、価格に対して思った以上に商品の品質が高い事。何より、自分用に作ったものを、他の人に向けて販売出来る事。これらが、商品の購入代金のみで出来てしまう、そのリスクの低さと気軽さ。そういうサービス全体のコストパフォーマンスの良さと、誰でも簡単にオリジナルグッズが作れる敷居の低さが、本当に嬉しいのです。
これは、実際に作るとよく解ると思うのですが、自分で考えて、自分が欲しくて作ったものが、実際に目の前にある、という嬉しさは、かなり凄いものなのです。売れる売れないではなく、「自分が欲しい」と思うものを作ることが出来るのが、何より愉しいのだとガイド納富は思っています。その上で、それが売れたりしたら、何だか涙が出るほど嬉しいものです。分かってもらえた、とか、孤独じゃないとか、そんなことを思って。何か、良いサービスだなあと思うんです。
＜関連リンク＞
・ガイド納富のブランドのページはこちら
・博士猫のブランドのページはこちら
・Tシャツガイド久米信行さんによるデザインガーデンの紹介記事はこちら
（これを読んでガイド納富はデザインガーデンの存在を知りました）
・書家・墨アーティストの川尾朋子さんのサイトはこちら
・書家・お茶好きの小田川愛子さんのサイトはこちら
・デザイナー内山善文氏のサイトはこちら
・博士猫ブランドの恵さんのブログはこちら
