デスクライトの名品の歴史を変える傑作「Highwire」

BALMUDA design 「Highwire」
価格:ノートPC用59,850円、PC用66,150円(税込)

例えば、リチャード・サッパーがデザインし、MOMAのパーマネントコレクションにも加えられているデスクランプ「ティチオ」など、デスクライトの名品は色々あります。照明機器は、生活に密着している上に、デザインの幅が広く、インテリア家電の始まり的なアイテムでもあり、多くの傑作が作られているのです。

ただ、デスクライトは1970年代に多くの傑作を生み出し、その完成度が高かったせいか、その系譜に連なる名作は長い間現れませんでした。デザイン家電としてバリエーションは豊富になったのですが、元々、照明というのはシンプルなジャンルで、デスクライトとして画期的なデザインや機能というのは登場しなかったのです。

しかし、その間にデスクライトに求められる機能は変化しています。特に、机上での作業は、紙に書く、紙に印刷されたものを読む、というものから、パソコンのモニタを見る、キーボードを打ちマウスを操作する、という行為が中心になっていますし、消費電力を少なくしたいとか、地球環境への配慮といった要素への関心も高まっています。

そういう流れの中で求められる新しいデスクライトが、今回紹介するバルミューダデザインの「Highwire」です。これは、ちょっと凄いです。詳しいことを説明する前に、こういうことを言うのも何ですが、ガイド納富にとって、本気で「照明はこれじゃなきゃ」と思わせた照明機器は、この「Highwire」が初めてのことでした。

とにかく目に嬉しい光源「PowerLED」

4個の高輝度LEDで1000ルクス以上の明るさ

この「Highwire」は、PowerLEDという、いわゆる発光ダイオードを光源にしています。この白色LEDは、一部のブックライトなどに利用されていて、そのちらつきの無い見やすさや、白を白として見ることが出来る色温度、そして何より電球の交換がほとんど不要というメインテナンスフリーな気軽さとコストパフォーマンスにより、未来の明りと呼ばれているもの。

そのLEDに、机上を照らすのに十分な輝度を持たせることに成功したのが、このライトの光源に使われている「PowerLED」です。この光源を利用することで、蛍光灯のようなちらつきが一切無く、紫外線や赤外線の放出もありません。デスクライトを使っていて、光に熱を感じることがありますが、このライトではそういうことが無いのです。ガイド納富は、作業中に集中するあまり頭が熱くなりがちなので、この光の熱がとても不快なのです。それが無いというだけで、作業効率がこれだけ上がるとは、このライトを使うまで思ってもいませんでした。

また、PCのディスプレイと色温度を合わせてあるため、ディスプレイに色かぶりすることもありません。また、白いノートを使っても、不要に光を反射することなく、文字が書きやすく見やすいのです。この感じは初めてでした。明りの大事さを再認識したような気がします。

デザインと使い勝手の良さの一体感から来る心地よさ

シンプルながら計算されたアームのデザイン

この「Highwire」の魅力の大半は、その「明り」としての能力の高さにあるのですが、その「明り」の魅力を支えているのがデザインと使い勝手の良さです。パソコンのモニタの横に置けば、自然に頭の上の位置に照明部分が来るデザインは、空間を視線の邪魔にならないように走るシャフトが描くシンプルな曲線によるもの。このシンプルだからこそキレイなラインは、パソコンの画面や机上のアイテムを照らしつつ、目には光が直接入らないように配慮されています。

この、光源が直接目に入らない(つまり「眩しくない」)デザインは、見た目の美しさと、使い勝手の良さを見事に両立したもの。また、スイッチを入れるとゆっくりと点灯し、再びスイッチに触れると、ゆっくりと消える、その操作性も、パッと明るくなる従来のライトに比べて、目への刺激が少なく、光への順応がスムーズなのです。

光源部分の薄さと、そこに空けられた沢山の穴は、モダンなアイテムに相応しいデザインワークなのですが、同時に強力なヒートシンクにもなっています。このデザインによる高い放熱性もまた、「Highwire」の機能の一つ。温度管理が重要なLEDの保護と明るさの確保の両方を実現したデザインワークなのです。


ガイド納富の「こだわりチェック」

もう、とにかく一度使ってもらいたいと思う、本物の傑作です。価格は多少高いと思われるかも知れませんが、LEDは基本的にライトの交換が不要。5万時間使っても、当初の光源の70%しか低下しないので、とりあえず20年程度ならLEDの交換無しで楽勝で使えるわけです。そう考えると、価格的にもリーズナブルと言えそうです。消費電力も10.8Wと、通常のデスクライトの約4分の1。

パソコン使用時の照明としてはもちろん、子供の勉強用にもここまで目に優しい照明を他に知りません。とにかく、光が優しく明るいのです。照明が明るすぎると思ったら、電源ボタンの長押しで4個のLEDのうち2個が消灯。50%の明るさになります。パソコン使用時には、この2灯状態がちょうど良くて、紙などに書いたり、子供の学習などには4灯が良い感じです。

この「Highwire」を使っていると、将来、照明は多分、このLEDへと移行していくのだろうな、と確信できます。その優位性は間違いないと、この明るくて優しい光の下で原稿を書きながら思いました。あ、このライトの良さがもう一つ。色温度5500℃以上というLEDのおかげで、モノの色が正しく見えるのです。だからこの照明の下で小物をデジカメで撮影すると綺麗に色が出るのです。


<関連リンク>

「Highwire」を作ったバルミューダデザインの製品紹介ページ
バルミューダデザインの公式サイト
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