男のこだわりグッズ/モノを持ち運ぶ・整理

これだけ持ってミーティングに行けるツール

名刺とメモ帳と筆記具、この三つは、ビジネスやプライベートのあらゆる局面で必要になるものです。これらをまとめてスマートに携帯できて、必要なときにサッと使えるオールインワンケースの名作をご紹介します。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド


名刺・メモ・筆記具をスマートに携帯

YMSK「名刺&メモホルダー・ブラウン」
価格8,400円(税込)色は他にブラック・イエロー

ちょっとした打ち合せやミーティング、取材などの時に必要なのは、名刺とメモ帳と筆記用具。この三つが揃っていれば、ほとんどの場合困りません。だからといって、常にシステム手帳を携帯するのもスマートさに欠けるような気がします。

そう考える方が多いようで、このところメモパッド用のケースが増えてきました。特にRHODIAのメモ用のケースはクオバディスのものを始め、色んな種類があります(そう言えば、この「RHODIA」ですが、かつてはフランス語の発音に近い「ロージャ」と呼ばれていたのですが、最近は英語読みの「ロディア」と呼ぶようです。RHODIAの日本法人であるクオバディス・ジャパンでも「ロディア」と呼んでいます)

ただ、ロディアのメモなどのように、厚紙の底と撥水性のある表紙が付いていて、元々立ったままメモできるように設計されているものにケースは必要なのか? とも思っていました。カッコいいんですけどね。

そんな時に目にしたのが、山崎宏氏がデザインした「YMSK 名刺&メモホルダー」でした。一見、カードケースのような感じですが、その手触りの良い上質なヌメ革のカバーを開くと、そこにはメモ帳とペンが、裏返して開くと、今度は名刺入れが現れるのです。

ジャバラ式の構造で名刺入れとメモを一体化

このように折ることで名刺入れとメモを一体化

つまり、名刺とメモ帳と筆記用具をとてもスマートに収納し、これだけ持っていればミーティングや取材で困る事はないというオールインワンのメモケース。それでいて、スッキリとしたデザインと、持って嬉しい革小物としてのグレードの高さも併せ持っているのです。

名刺は名刺、メモはメモと、きちんと分かれていて、メモを書いている時には、名刺は見えません。また、名刺入れ部分も左右に分かれているので、自分のものと、頂いたものとに分けることも出来ます(ガイド納富は、個人用の名刺とガイド用の名刺を分けて収納しています)。

このジャバラ式というか、つづら折り式というか、ちょっと懐かしいような感じさえする構造のおかげで、最小限のスペースで名刺入れとメモパッドが一体化しています。また、こんなシンプルな構造だからこそ、名刺もさっと取り出せるし、メモを書いたり、書いたメモをストックしたりといった作業がとてもスムーズに行えるのです。

穴一つでフレキシブルなペン挿しを実現

様々なペンを挿して使えるペンホールの巧みさ

ペンは、メモパッド側の側面に開いた穴にクリップを差し込んで収納します。ただ、側面に穴を一つ開けてあるだけなのですが、この穴のおかげで、クリップさえついていれば、どんなペンでも差し込んで使う事が出来るようになっているのです。

手帳用の細いペンを内側に挿して、スタイリッシュな感じに収納することも出来ますし、普段使っているペンを外側に挿して、書きやすさを重視で携帯する事も出来ます。実際、軸が細いペンは、カッコ良いのですが、実際に書く時にはホールドが難しいので文字が乱れがちです。ただでさえ、書きなぐることが多いメモの場合、ペンは少しでも書きやすいものを使いたいものです。そういう場合に、外側に挿せば好きなペンが使えるというのは大きいと思います。

中に挿せるペンをいくつか試したのですが、ガイド納富のお勧めは、三菱の「ULTRA FINE 0.38」シリーズの透明カラー軸ボールペン(税込399円)。同じシリーズにはさらに軸が細い「細軸手帳用ボールペン」(税込525円)もあるのですが、そこまで細くなく、しかし、このメモカバーの内側にキレイに納まる程度には細い軸は、握り心地も良好です。細い文字はメモに最適ですし、何よりコストパフォーマンスの高さが魅力です。


ガイド納富の「こだわりチェック」

切り取ったメモは左のスリットに収納する

このメモケースは、ロディアの「BLOC RHODIA No.11」(158円の一番小さいヤツ)に合わせて作られています。書いたら切り取るロディアのスタイルに合わせて、切り取ったメモはメモパッドの左側にあるスリットにストック出来るので、メモが散逸しません。さらに秘密のメモは、名刺入れの方に回すといったことも考えられますね。

実際の使い心地も良く、例えば、メモパッド部分が完全に360度開くので、片手で立ったままメモを取るのに、とても持ちやすく書きやすいとか、イタリア製ヌメ革の手触りがとても良いので、使うのが楽しくなるとか、カバンにこれだけ放り込んでおけば、大体のシチュエーションはこなせるとか、カバンの中で邪魔にならないとか、思わず好きな人にプレゼントしたくなるとか(購入時に入ってくる化粧箱もカッコいいんですよ)、メモの活用率が上がったとか、その実例はいくらでも挙げる事が出来ます。

デジカメやiPodなどの、いわゆるカバンの中のレギュラーメンバーに久々の新人が登場したという感じです。こんな風に、持ち歩くのがとても楽しいツールは本当に久しぶり。このケースを扱っているアシストオンで、初回入荷分があっという間に売り切れたというのも無理の無い話です。職人さんの手作りで作られているケースだけに、量産がきかないというのが、唯一のネックかも知れません。


<関連リンク>
YMSK「名刺&メモホルダー」の購入はアシストオンで
ロディアの購入と使いこなしは信頼文具輔へ
ステーショナリーガイドさんの「手帳用に開発された細身のペン」
もう一つの選択肢「モールスキン・ポケット・スクエアノート」のガイド記事


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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