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靴に使う「牛革」を深く考えてみる その3E

今回の「メンズシューズ基礎徹底講座」では、加工によってマットな質感を得た革を採り上げます。様々な種類がありますが、どれも通常の革に比べると、多少乱雑に扱っても耐え抜いてくれる頼りになる存在です。

飯野 高広

執筆者:飯野 高広

靴ガイド

雨にも負けず汚れにも負けず!

様々なマット系
起毛系ではないものの、たとえ艶が出ても鈍くしか光らない革靴も存在します。ややカジュアルな印象を受ける場合も多いですが、これらは通常のものに比べ過酷な条件下でも性能が落ちないため、いざという時にも頼れる靴です。


靴に用いる牛革の種類を知るこのシリーズ。前回は表面を起毛させた革の色々についてお話しました。最近は鞣しの技術が進み、スエードだかヌバックだか一体どっち? 的なものが増えているのですが、お手入れの方法自体は変化ありませんので、ご安心下さい。

一見同じに見えても、実は違う! 的な系統の革を今回もご紹介致しましょう。休日や旅行時それに悪天候の日に活躍する、マットな表面感を持ったものです。多少乱雑な使い方をしてしまってもビクともしない、タフな性能が頼もしいこれらの革にも様々な種類があり、ワークブーツの世界ではかなり詳細に分類する傾向がありますが、今回はビジネスに適したものも含めて、取り敢えず代表的なものを幾つか採り上げます。


次のページでは、多分一番代表的なもの! 
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