アンチエイジングの基礎知識

更新日:2009年11月17日

くまの種類・原因・対策

目元は何かと視線を集める場所。そこに発生する青、黒、茶色のくまは、目元の印象を老けて見せてしまいます。それぞれの原因を知り、くま消し対策とくま消しメイクでカバーしましょう。

目のくまってなぜできるの?

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目の下の皮膚はわずか0.1mmと薄く色素沈着や血行不良がくまになって目立つ
目のまわりの皮膚はとっても薄く、皮膚の下を流れる血液のよどみや、リンパ液によるむくみなどが透けてその部分の肌色が変色し、黒ずんだり、青くなったり、茶色く見えてしまいます。これが俗に言う「目のくま」です。

目のくまは不健康そうで老けたイメージを与えてしまいますからぜひともしっかりケア&カバーしたいところです。

まずはあなたの目のくまの色を確認して、次の3つのどれに当てはまるかを調べましょう。

青いくま……血行不良によるもの
黒いくま……むくみ、たるみ、皮膚の凸凹によるもの
茶のくま……色素沈着、くすみによるもの

この記事では、3つのくまのタイプの原因・対策・メイク法についてまとめました。自分のくまにピッタリの対処法でエイジングケアをしましょう。

■青いくま

血行不良が原因の青いくま

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青っぽいくまは血行不良が原因の場合が多い
目のまわりにはたくさんの毛細血管が通っており、そこを血液が流れて目に栄養や酸素を送り込んでいます。しかし、血行が悪くなって血液がキレイに流れなくなると、目のまわりの薄い皮膚から毛細血管が透けて見えてしまい、青っぽいくまができてしまいます。

青いくまは血行不良が一番の原因ですが、目のまわりの血行不良は次のようなことで生じます。心当たりのある人は注意しましょう。

□パソコン作業など同じ所を見る仕事で目を酷使している
□寝不足が続いている
□運動不足で体が冷えている
□緊張とストレスが続いている
□貧血気味

青いくまの解消法とメイク法

一転に集中して目を酷使しすぎると目のまわりの筋肉が動かず、血液を流すポンプとしての役割を果たしてくれないために、血行が悪くなります。

ガイドもパソコン作業が多く、目のくまが気になるので、パソコンや読書の合間には1時間に1度は画面から目を離し、窓の外を眺めたり、目を上下左右にゆっくり大きく動かして目のまわりの筋肉を使うフェイササイズをします。

目の緊張と冷えを防ぐには、蒸しタオルがオススメです。目が疲れたな……と感じたら電子レンジで軽く温めた蒸しタオルで目を覆い、5分ぐらい休憩します。お風呂に入って行なうと、体全体が温まりますね。蒸気が出る使い捨てのアイマスクも、旅行先などで便利です。美顔スチーマーで温めるのも気持ちいいですよ。

貧血気味の血行が悪くなって青いくまが発生しがちです。レバーやほうれん草、ひじきなどの鉄を含んだ食品、ヘモグロビンを作る働きがあるビタミンB6を含むインゲン、サツマイモ、大豆、血行を促進するビタミンEを豊富に含むアボガド、ゴマ、カボチャなどを食事に取り入れましょう。

青いくまは、オレンジやアプリコット系の明るいコンシーラーで目立たなくすることができます。コンシーラーを塗るときは、その前にしっかりと保湿を行い、薄い皮膚に栄養を補給してあげてからメイクをすると、ちりめんジワや表情によるファンデーションのヨレを防ぎます。

■黒いくま

むくみ、たるみ、皮膚の凸凹が原因の黒いくま

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目のくぼみ、シワ、たるみが黒いくまの主な原因
目の下にできた黒っぽい影のようなくまは、皮膚の老化によるたるみが原因。特に皮膚の土台になるコラーゲン繊維が老化して劣化すると、たるみが目立つようになります。また目や表情を動かさなくなることで、目の下の脂肪を支える筋肉が衰えてたるみが生じることもあります。こんな兆候がある人は要注意です。

□目の下が痩せてくぼんできた
□目の下が膨らんでその下に影ができる
□目の下の小じわ、たるみが気になる

目の下が痩せて落ちくぼんでしまうと、そこに影ができて、黒っぽいくまに見えます。ダイエットのし過ぎや皮膚の真皮が薄く痩せてしまったのが原因かもしれないので、しっかりとバランスよく食事を摂り、補助的にコラーゲンを含むドリンクなどを飲みましょう。

目の下の脂肪が膨らんでたるむことによって影ができるのは、その部分の筋肉が衰えてしまって、支えられなくなったのが原因と考えられます。目を大きく開いたり閉じたりしたり、上下左右にゆっくりと目玉を動かすフェイササイズをして、いつまでも豊かな表情をキープするように筋肉を鍛えましょう。

目の下の小じわやたるみも、コラーゲン線維の劣化と皮膚表面の乾燥が影響しています。目元専用の美容液やパックなどで、週に2度くらいはスペシャルケアを行ないましょう。

黒いくまの解消法とメイク法

黒いくまを目立たなくするメイク法は、目全体をワンランク明るいファンデーションやコンシーラーで塗ること。できれば筆ペンタイプのもので、細かいシワに沿って塗り込むようにしましょう。シルバーのハイライトやアイシャドウで仕上げると、光の反射で目立たなくなります。

それでもどうしても気になるときは、美容皮膚科のお医者様に相談して、ヒアルロン酸の注入や、まぶたがたるむ原因になる涙袋を取る手術などについて聞いてみましょう。

■茶のくま

色素沈着、くすみが原因の茶色いくま

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紫外線、強くこするなどは茶ぐまの原因に
茶色っぽい目の下のくまは、色素沈着や新陳代謝の乱れなどがその原因として考えられます。また血行不良でできた青いくまを放置すると、やがて茶色い頑固なくまに変色してしまうこともありますから注意しましょう。強い刺激でマッサージをするのも茶ぐまの原因になるので、次のようなことが思い当たる人は茶ぐま対策をはじめましょう。

□紫外線対策をしっかり行なっていない
□マッサージやメイク落としで目のまわりを強く刺激する
□肌がくすんでガサガサしている
□目をこする癖がある

茶色のくまの原因として最も有力なのが紫外線によるメラニン色素の沈着。目の下から頬にかけては意外に紫外線を浴びやすいところなので、刺激の少ないノンケミカルの日焼け止めをこまめに塗るようにしましょう。紫外線を浴びてしまったら、メラニンの生成を抑えるビタミンCたっぷりの野菜や果物、サプリメントなどを摂りましょう。

茶色いくまの解消法とメイク法

マッサージやメイクで強く何度もこすると、摩擦の力でうっ血して茶色く変色してしまうこともあるので、なるべく力を入れないようにクレンジングします。

目元の濃いメイクは、目元専用のクレンジングでこすらないようにしながら落としましょう。マスカラの落としカスなどで目の下の薄い皮膚を傷つけないように、クレンジングのコットンはこまめに取り替えるようにしてください。

また、目をこすったりかいてしまうこともよくありませんから、目薬をさすなどして、直接肌を傷つけないようにしましょう。

くすみやガサつきは、肌のターンオーバーが遅れて新しい皮膚に生まれ変われないサインです。紫外線を浴びたあとは、ターンオーバーとともにメラニン色素をはがし落としてくれるので、ターンオーバーが遅れないように皮膚細胞の再生力を高める美容液や栄養を摂りましょう。シミを薄く目立たなくさせる効果があるハイドロキノンやコウジ酸が配合された美白美容液がガイドのオススメです。

茶色のくまを隠すには、黄色っぽいコンシーラーを使います。暗い茶色のくまに黄色を塗って自分の肌色に近づけることで、茶ぐまを目立たなくします。一度お試しください。

【関連ページ】
・『口角も目尻も下げないデイ&ナイトケア』
・『ボトックスの基礎知識』
・『第一印象を5歳若くする大人のメイク』
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宇山 恵子

東京医科歯科大学非常勤講師。大学卒業後、新聞社、広告会社で医療・美容・ダイエットなどの取材を担当。英…

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