陰陽五行説とアロマセラピーを融合したスパとは?
ザ・スパ・アット・マンダリン・オリエンタル・東京は、その爽快な絶景も魅力
ガイドが疲れきった心身をリフレッシュするために向かうホテルといえば「マンダリンオリエンタル 東京」。恐らくガイドがいま一番足繁く通っているホテルになるだろう。
2009年6月に新たに陰陽五行説とアロマセラピーの融合という新しい商品「マンダリン オリエンタル シグネチャー スパ セラピー」を開発したホテル直営の「ザ・スパ・アット・マンダリン・オリエンタル・東京」に向かった。スパ施術の前に温浴施設で疲れきった心身をまずリラックス。ミストサウナでは10分間の瞑想。身体は十分に温まり、最高の状態でスパを楽しめる。
心身の崩れを指摘し、直してくれる
今回体験した「マンダリン オリエンタル シグネチャー スパ セラピー」は、陰陽五行説の哲理に基づきゲストの体調を5つのタイプに分類し、それぞれのタイプの不調を改善に導くといわれるアロマオイルと手法を用いた110分のボディトリートメント。施術の前には100項目に近いアンケートがあり、日常生活のさまざまなディテールについてまずチェックが行われる。セラピストはほとんどカウンセラーのイメージで、こと細かく日常生活にある改善点を指摘してくれる。
シグネチャー スパ セラピーを簡単に説明すると、このトリートメントは、中医学医師とアロマセラピスト、そしてライフスタイルトレーナーが参加して、陰陽五行説に基づいて開発されたものとか。陰陽五行説とは、すべての事象はそれだけが単独で存在するのではなく、「陰」と「陽」という相反する形、例えば明暗、男女などで存在し、また「木・火・土・金・水」という5つのエレメントが相互に作用しあって成り立つという考え方。心身の状態を部分としてではなく全体につながるものとして捉え、コンサルテーション、トリートメント、アドバイスが相互に作用して、ゲストの身体、心、ライフスタイルをトータルケアするウェルビーイングなトリートメントなのだ。
最初のコンサルテーションでガイドの生活習慣、気性、体質や身体の不調の原因を整理、心身の崩れた部分が5つのうちのどのエレメントにあてはまるかをスパセラピストが探り出すという流れ。この時間だけでゆうに20分を要している。結果的には、そのエレメントが強すぎれば陽に、弱すぎれば陰に傾いているという診断。
アロマオイルは、パラベン(防腐剤)を使用していない天然由来成分のもの
その後、このコンサルテーションから導き出した結果を基に、マンダリン・オリエンタルと英国のアロマセラピーアソシエイツ社が共同開発した五行のエレメントの性質に基づく5種類のアロマオイルの中から、バランスを崩しているエレメントを補う効果に優れたオイルを選択する。
ガイドが選んだのはクインテセンス。アロマオイルはフランキンセンス、マンダリン、トロピカルジンジャー。バランスを整えるために、陰陽五行説に基づき独自に開発された、経路に沿って手技で行うトリートメントが行われる。経路とは気の通りや血液の流れであり、エネルギーラインと呼ばれているもの。この見えない流れに沿って一人ひとりの体調に合わせた刺激を加えることで身体の深部に働きかけ、陰に傾いた人は陽を補い、陽に傾いた人へは陰を補い、すべてエレメントのバランスがとれた心身が調和した本来の状態に戻すことを目的にしている。
ガイドはトリートメントの途中(このトリートメントは80分ぐらい)で完全に深い眠りに誘い込まれてしまった。その理由はトリートメントの最初の段階で背中にヒーリングストーンが並べられて、この丁度良い温度が伝わってくるのが物凄く気持ち良かったことだと想像する。
トリートメントが終わると、ガイドの心身の状態に合ったライフスタイルのアドバイスを行ってくれる。ここでの指摘は煙草の喫煙習慣で呼吸器系と循環器系に支障が出ているという指摘。それと頭から顔の部分にかけてのトリートメント経路で、やや偏頭痛気味であることも指摘された。この改善はやはり日頃の食生活がポイントに。手渡されたカードには今後の食生活で摂取したい食材リストがメモされていた。中身は……ガイドの長年のホテルジャーナリスト生活、暴飲暴食への警鐘なのか……ビタミン系の摂取のための食材が多くメモされていた。
翌日の目覚め、これが不思議なことに実に身体がリラックスしている。顔色も心なしかピンク色になっていて健康そのもの。やはりスパ体験は心身ともにリラックスできる貴重なライフスタイルなんだと実感。
因みに「マンダリン オリエンタル シグネチャー スパ セラピー」はウィークデイ料金が4万4000円(税込み・サービス料別)、ウィークエンド料金は4万6000円(同)。コンサルテーション&フットリチュアル、トリートメント、ライフスタイルアドバイスが含まれる。