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風合いを愉しむ、英国製トレンチコート

この冬注目されているトレンチコートだが、どうせ着るなら自分らしさを表現したい。そこで提案したいのが英国製のビンテージもの。今回は1970年代のバーバリーを紹介! 現行モデルとはひと味違う魅力に迫る。

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ビンテージのトレンチコート

バーバリー製トレンチコート
1970年代製のバーバリーのトレンチコート。ベルトは写真のように結んでもいいし、バックルに通してもかまわないが、とにかく締めること! ポリエステル67%、コットン33%。価格6万900円(税込)。お問い合わせは、OLD HAT
この冬、トレンチコートが注目されているが、やはり本家本元は英国のバーバリーアクアスキュータムである。この2大ブランドの現行モデルはライセンスでも生産されており、いつでも購入することができる。

そこで注目したいのがビンテージのトレンチコートである。まずデッドストックで出てくることはないので基本的にユーズドである。時代は古くても1960年代以降のものが中心だろう。

今回は原宿に店舗を構えるOLD HATにお邪魔して、1970年代製のバーバリーのトレンチコートを撮影してきた。


現行モデルとの違い

バーバリー製トレンチコート
上のトレンチコートの後姿。ケープド・バックやインバーテッド・プリーツといった仕様は現行モデルと変わらない
時代によって、またモデルによってもディテールが違うので一概には現行モデルと比較できないが、’70年代のこのモデルは下衿が少し大きいという印象を受けた。

またフロントのボタンの配列が現行モデルよりV字になっているようだ。つまりベルトで絞ったときに、よりグラマラスに見えるのである。

面白かったのは雨風を防ぐチンフラップの形状だ。現行モデルは正面から見ると三角形のフラップを装備するものが主流だが、このモデルはもっと簡易式だ。

隙間から雨風は少し入るだろうが、サッと衿を立ててボタンを留めるだけでOK。塹壕ならもの足りない仕様だがタウンユースならこちらのほうが便利だ。


バーバリー製トレンチコート
よく知られている三角形のチンフラップではなく、ボタンで留める簡易式のタイプだ。街中ではこちらのほうが絶対に便利である
撮影したこのモデルの生地はポリエステル67%、コットン33%の混紡。コットンギャバジンのイメージが強いが、イギリスでは綿とポリエステルの混紡ギャバジンが主流だそうだ。

また、おなじみのチェックのライニングはあるものの、着脱可能なウールのライニングは初めから付いていない。これもイギリスでは付けない方が圧倒的にポピュラーらしい。

細かなディテールこそ違うが、二重のケープド・バックインバーテッド・プリーツ、ボタンを中央に配したアングルド・スラッシュ・ポケットなど、ほとんど変わらないディテールも多い。もうこれ以上モディファイすべきコートではないということだ。

ユーズドでも大丈夫? という不安の声も聞こえてきそうだが、もともと頑強に作られているコートなので耐久性があるし、OLD HATはコンディションの良いものを扱っているので安心していい。

ただ現行モデルのように各サイズが揃っているわけではなく、場合によって入荷待ちということもあるだろう。それだけに合うサイズで気に入ったものがあれば購入したい。

新品にくらべると生地に風合いがあり、最初から体に馴染むのが魅力だろう。こういう有名ブランドのビンテージコートは、後世に残すべきアイテムだし、それなりに価値が高いと思う。

バーバリー トレンチコート 1970年代製 価格6万900円(税込)

ビンテージのトレンチコートのお問い合わせは、
OLD HAT
東京都渋谷区神宮前 6-34-14
TEL 03‐3498‐2956
FAX 03‐3498‐2958
営業時間 12:00~20:00
年中無休
http://www.oldhat-jpn.com/

[関連リンク]
秋冬のコートといえば・・・。

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更新日:2006年12月22日

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